高校選手権の驚異の“人気ぶり”、海外元サッカー選手も「驚かずにいられない」と注目
ジュ・シャオガン氏は中国の状況には言葉を濁す
第102回全国高校サッカー選手権大会は、1月8日に国立競技場で行われた決勝戦で3-1と勝利した青森山田(青森)の優勝で幕を閉じた。高校選手権は日本ではもはや年末年始の恒例行事として定着した感があるが、大会の盛り上がりに中国では多くの驚きの反応が寄せられている。
中国版X(ツイッター)の「微博(Weibo)」で、フォロワー18万人を誇るブロガーの唐芸榕Cedrus(タン・イーロン)は自身の投稿で「友人から日本の高校サッカー選手権の画像をもらったが、観客動員数も凄いし、得点シーンも美しい。100年も続いており、ぜひ見に行きたい」と絶賛した。
現役時代に中国プロリーグの大連で活躍したMF朱暁剛(ジュ・シャオガン)氏も、「友人が日本の高校サッカーの決勝を見ているが、驚かずにいられない」と投稿し、驚きを示す絵文字を連投。レベルというより高校生の試合でこれだけの動員数を記録するとともに、熱狂した雰囲気に驚いているようだった。
中国にも高校サッカーの試合や大会はあるが、日本ほどの大会規模、盛り上がり、レベルはない。ジュ・シャオガン氏の投稿に対し、ある一般のファンが「彼らは補習しなくていいのか?」とのコメントがあり、ジュ・シャオガン氏もどうしようもないという表情を返答している。
日本をうらやましく思う一方で、中国の学生は進学や就職のプレッシャーが高く、有望な少年たちはサッカーどころでなくなるのが現状に、致し方ないと感じる声も多かった。
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