元リバプール主将が半年でサウジ脱出? 名門アヤックス移籍説を英報道「大きな戦力になる」
アル・イテファクのヘンダーソンはサウジの地に馴染めず
昨夏にイングランド1部リバプールを退団し、サウジアラビア1部アル・イテファクに加入したイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンだが、わずか半年で中東を離れる可能性があるようだ。英紙「メトロ」が報じた。
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元イングランド代表MFスティーブン・ジェラード監督の率いるアル・イテファクに所属するヘンダーソンは、サウジアラビアの地に馴染めていないという。プレー面で過酷な暑さと湿気に悩まされており、プレミアリーグのクラブからのオファーを真剣に検討する準備があるという。
また、平均7000人程度の集客力しかないことに加え、サウジアラビアのクラブへ移籍したことで自身が支援してきたLGBTQ+のコミュニティから非難されたことも、ヘンダーソンが退団を考える要因となっているようだ。
イングランド1部ニューカッスルからの関心が報じられているが、ライバルクラブのサンダーランド出身であることから、ニューカッスルに加入する可能性は低いと見られている。そうしたなかで、オランダ1部アヤックスがヘンダーソンの獲得に動く可能性があると、移籍市場のスペシャリストであるファブリツィオ・ロマーノ記者が伝えている。
しかし、移籍金1200万ポンド(約22億円)を支払ったアル・イテファクは、現時点でヘンダーソンを手放すつもりはないという。さらにリバプールとの間には、完全移籍させる場合の大きな売却条項が盛り込まれていることが、事態を複雑にさせる可能性があるという。また、年俸800万ポンド(約14億円)を受け取っているため、期限付き移籍も難しいようだ。
シーズン序盤は低迷していたアヤックスは復調しており、現在は5位につけており、記事では「経験とリーダーシップを兼ね備えるヘンダーソンは、大きな戦力になる」と、オランダの名門への移籍のメリットを報じているが、解決すべき問題は多く残っていそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)