「日本より優勢だ」 韓国識者、日韓代表を比較…“アジア杯優勝予想”に持論「V確率は最も高いと思う」

韓国人識者が日韓両チームを比較【写真:徳原隆元 & ロイター】
韓国人識者が日韓両チームを比較【写真:徳原隆元 & ロイター】

日本の優勝推しが目立つなか、“韓国優勢”と母国専門家が指摘

 今月12日に開幕するアジアカップを前に、優勝予想が熱を帯びつつある。海外ブックメーカーによる優勝オッズでは、FIFAランキング17位でアジア1位に立つ日本が一番人気に推されるなか、韓国メディアは「日本より優勢」という国内評論家の見解を伝えている。

 カタールで行われる18回目のアジアカップには、24か国が参加。各国が6つの組に分かれてグループリーグを戦い、上位2チームと3位のうち成績上位4チームが決勝トーナメントに進出する。決勝は2月10日に行われ、過去最多の優勝回数を誇る日本は5度目の大会制覇を狙う。

 森保一監督率いる日本は、大会前最後の実戦機会となったヨルダン代表との練習試合で6-1と大勝。昨年6月から続く連勝を10に伸ばした。欧州各国クラブで活躍するタレントを擁すうえ、ワールドカップ優勝経験国のドイツを4-1で下した実績もあり、大会の優勝候補に推す声は多い。

 海外ブックメーカー「ウィリアム・ヒル」の優勝オッズでは一番人気となる2.25倍の配当。データ会社「Opta Analyst」による「Optaスーパーコンピューター」の予想では24.6%で、最も優勝に近い存在に推された。こうしたなかで韓国紙「朝鮮日報」は母国内の評価に目を向けている。

 記事ではハン・ジュンヒ解説委員の見解が伝えられ「日本は選手層が厚く、良質の選手を保有しているという強みがある」と前置きしつつ「韓国の優勝確率が60%程度で最も高いと思う」と指摘。その理由として、選手層では日本に劣る一方で、選手個々の力に差があることを挙げている。

 プレミアリーグで二桁得点をマークするソン・フンミン(トッテナム/12得点)やファン・ヒチャン(ウォルバーハンプトン/10得点)らの存在を基に「ソン・フンミン、キム・ミンジェ、ファン・ヒチャン、イ・ガンインのパフォーマンスは、アジアサッカー史上類のないほどだ。韓国は日本の安定的な戦力を相殺できる破壊力を備えていると思う」と持論を展開している。

「ウィリアム・ヒル」社など海外の優勝予想では、2番手となっている韓国。それでも記事では、キム・デギル解説委員の「負傷さえなければ韓国が日本より優勢だ」という見解も伝えられるなど、ユルゲン・クリンスマン監督の下、1960年大会以来、64年ぶりのタイトル奪取が可能との論調が広まりつつあるようだ。

【読者アンケート】日本代表アジアカップ優勝予想

(FOOTBALL ZONE編集部)

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