天才レフティー中村が横浜FMから磐田へ完全移籍 名波監督の下で再出発、背番号は新天地でも10番

2010年に横浜FMへ8年ぶりに復帰、直接FKゴール数は歴代最多「22」

 ジュビロ磐田は8日、横浜F・マリノスの元日本代表MF中村俊輔の獲得を発表した。背番号は新天地でも「10番」となることも決定した。

 横浜マリノスジュニアユース出身の中村は桐光学園高校を卒業後、1997年に横浜マリノス(当時)入り。2002年にレッジーナに移籍し、セルティック、エスパニョールを経て2010年に横浜FMへ8年ぶりに復帰を果たしていた。創造性溢れる華麗なプレー、左足から放たれる芸術的なFKで通算13シーズンの間、横浜FMサポーターを魅了してきた。

 38歳の中村は今季もJ1ファーストステージで直接FKを2本決め、自身が持つJ1での直接FKゴール記録を「22」に更新。その技術は全く衰えを見せていない。セカンドステージは負傷で欠場が続いたが、9月の天皇杯3回戦・東京ヴェルディ戦でも直接FKを決めるなどその存在感は圧倒的だった。

 Jリーグではトリコロール以外のユニフォームを着るのはこれが初めてとなる。横浜の街に別れを告げ、新天地にはサッカーどころ静岡を選んだ。日本代表でもともにプレーした名波浩監督の下で、天才レフティーは新たな一歩を踏み出すことになる。

 中村は磐田公式サイトを通じ、以下のようにコメントを発表した。

「横浜F・マリノスから移籍しました中村俊輔です。

自身の新たな挑戦として、ジュビロ磐田でプレーさせて頂くことを決断致しました。チームに貢献できるよう全身全霊を掛け戦いますので、宜しくお願い致します」

 

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