バルサ不敗記録に並び、求心力発揮のジダン監督 「レアル監督就任後、最高の時期」と無敵オーラ

C・ロナウドを説き伏せ、休養をコントロールするなど絶妙なマネジメント

 レアル・マドリードはリーガ・エスパニョーラ第17節グラナダ戦で5−0と完勝し、昨季バルセロナが樹立したリーガの公式戦連続不敗記録の「39」に並んだ。UEFAチャンピオンズリーグ、FIFAクラブワールドカップ優勝に加え、監督就任2年目で数々の金字塔を打ち立てるジネディーヌ・ジダン監督は「監督就任後、最高の時期」と断言。無敵のオーラを漂わせている。

 昨年1月にラファエル・ベニテス前監督の解任劇により、下部組織の監督から初めて昇格し、トップチームを初めて指揮することになったジダン監督は記録を打ち立てた。昨年ルイス・エンリケ監督率いるバルサの不敗記録に並んだ。

 バルサの不敗記録を止めてからの快進撃に、スペイン地元紙「マルカ」によるとジダン監督は「これは私が監督になってから最高の時期だ。勝つことは重要だが、確かなやり方で勝つことが重要だ。選手、コーチングスタッフ、ファンはこの瞬間、レアル・マドリードを楽しんでいる。それが大事だ」と胸を張っているという。

 44歳の指揮官は試合出場にこだわるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを説き伏せ、試合の出場数や休養をコントロールするなど絶妙なマネジメントを見せている。不満分子と化したハメス・ロドリゲスやイスコはピッチに立つたびに結果を出しており、選手のローテーションも円滑だ。

「我々はとてもいい試合をした。勝つことができて嬉しい。選手が今やっていることは簡単ではないんだ」

 ジダン監督は不敗記録を選手の功績と強調し、絶大な求心力を示している。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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