FA杯ジャイアントキリングを免れたアーセナル ジルーが公式戦4試合連続ゴールでチームを救う

ドラマは後半44分に待っていた! ベンゲル監督在任中、FA杯3回戦は21年間全勝

 アーセナルのフランス代表FWオリビエ・ジルーが、7日のFAカップ(杯)3回戦の2部プレストン・ノースエンド戦後半44分に決勝弾を決める活躍で2−1勝利に貢献。4試合4ゴールの好調ぶりで、前半7分に先制されたチームのジャイアントキリングを食い止めた。

 1−1で迎えた後半44分にドラマが待っていた。ロングボールに競り合ったジルーが背後にボールを流す。走りこんだFWペレスのヒールパスに、ジルーが左足を伸ばした。GKのニアサイドを破ったゴールで、敵地ディープデイルの観衆は一気に静まり返った。

 ジルーは12月26日のウェストブロムウィッチ戦から公式戦4試合連続ゴール。元日のクリスタル・パレス戦では、今季ベストゴールの呼び声が早くも上がっている華麗なスコーピオンキックを成功させた。絶好調を維持するストライカーの4得点のうち、3ゴールが決勝点、3日のボーンマス戦では後半アディショナルタイムに3−3に追いつく同点弾を決めており、勝負強さが光っている。

 ジルー弾で2部相手のジャイアントキリングを免れたアーセン・ベンゲル監督は、在任21年間でFA杯3回戦全勝中。「誰かが昨日21年間3回戦で負けていないと教えてくれたが、今夜の前半は危なかった」と指揮官は英公共放送「BBC」でこう語り、胸を撫で下ろしていた様子だった

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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