アーセナル冨安、白熱ダービー後の一流たる“ゴミ拾い”に英注目 「愛さない手はない」【23年厳選トピック】
2023年1月のトッテナム戦後、ゴミを拾ってロッカーへ
2023年のサッカー界では数々の反響シーンがあったなか、今回はイングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋が現地時間2023年1月15日に行われたトッテナムとのノースロンドン・ダービーで勝利を飾ったあと、“ゴミ拾い”をする瞬間を振り返る。
アーセナルは前半14分に相手のオウンゴールで先制すると、同36分にはノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールが追加点を奪い、ライバル・トッテナムとのダービーを2-0で制した。
後半40分から出場した冨安。ピッチに立つ前のウォーミングアップ中には、スローインに時間がかかっていることに苛立ちを覚えたトッテナムのブラジル代表FWリシャルリソンが近寄ろうとしたところをすっと間に入って行く手を阻んだシーンが話題になったが、注目が集まったのは試合後のワンシーンだ。
試合後にドレッシングルームに向かう途中、ベンチの横に落ちているゴミを発見した冨安はそれを拾い挙げ、そのままピッチをあとにした。英メディア「スポーツ・バイブル」は、「とても素晴らしい行動だ」「冨安を愛さない手はない」「一流だ」といったファンの声を伝え、ダービーマッチで見せたさりげない行為を称えていた。
アーセナル所属3シーズン目を迎えた今季、冨安はシーズン途中から自慢のユーティリティー性でバックアップから序列を上げ、ここまでリーグ戦13試合に出場して1得点をマーク。アジアカップ出場でしばしクラブを離れることになったが、再びチームに戻った際には活躍が期待される。
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