ロングスロー&坊主で注目? 青森山田2年生 DFが明かす髪型の背景「おばあちゃんが髪を切ってて…」【高校選手権】
青森山田DF小沼が自身の坊主スタイルに言及
第102回全国高校サッカー選手権決勝は1月8日に国立競技場で行われ、青森山田(青森)が近江(滋賀)を3-1で下して優勝の栄誉を掴んだ。青森山田の名物選手の1人、2年生の小沼蒼珠の丸坊主はおばあちゃんに切られていたものだったという。
「ずっと、おばあちゃんが自分の髪を切ってて。物心ついた時からおばあちゃんに切られてて」
そんな小沼の髪を切るタイミングは試合前日。高円宮杯U-18プレミアリーグ中は1週間のインターバルがありそれなりに切れていたというが、2日おきの選手権ではあまり切れないと苦笑い。
「2日おきなので切れる髪はあまりないんですけど。ちょっとカスが出るくらいで」
ただ、それでも切れている髪を見て、伸びていることを実感してきたという。
そんな小沼が、丸坊主姿から脱するチャンスが一度あったという。
「伸ばしたい時期があったんですけど、何か時期を失っちゃいました。中2の終わりくらいです」
思春期の時期に伸ばすことを検討していた小沼だったが、結局髪を伸ばさずにここまできたのは、相手を威圧するという意味でも、目立つという意味でも良かったのかもしれない。
「中学のときに山田に行くなら何か1つは武器がほしいなって思いで」独学で始めたというロングスローとともに、大会を彩る選手の1人となった。
江藤高志
えとう・たかし/大分県出身。サッカーライター特異地の中津市に生まれ育つ。1999年のコパ・アメリカ、パラグアイ大会観戦を機にサッカーライターに転身。当時、大分トリニータを率いていた石崎信弘氏の新天地である川崎フロンターレの取材を2001年のシーズン途中から開始した。その後、04年にJ’s GOALの川崎担当記者に就任。15年からはフロンターレ専門Webマガジンの『川崎フットボールアディクト』を開設し、編集長として運営を続けている。