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前橋育英が悲願の選手権初制覇に王手 「何をやっても上手くいかない」チームを変えた“夏の屈辱”
チームの結束を高めて逆襲につなげる
OBに細貝萌(現シュツットガルト)、青木剛(現サガン鳥栖)、青木拓矢(現浦和レッズ)ら多くの現役選手が名を連ねる前橋育英が、このチームは「技術はないけどチームワークでやっていこう。気持ちの部分では絶対に負けないチームになる」と意思統一。また「2年生の意見も聞いていく」ことで、各学年の融合も図った。この日、決勝点をアシストしたFW飯島陸もこう語る。
「自分たちが思ったことがあったら、どんどん言っていくようにしました。自分で言うと、スルーパスの質などは常に要求しました」
夏の手痛い敗戦は、冬への逆襲につながった。牙に鋭利さを増した“タイガー軍団”は、高円宮杯プレミアリーグチャンピオンシップを制した青森山田(青森)との決勝戦に対しても、チーム一丸となって闘うはずだ。
【了】
茂野聡士●文 text by Satoshi Shigeno
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