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タイガー軍団・前橋育英らしいコンビネーション 決勝進出の扉を開いた“理想どおりの一撃”
守備の要と2年生10番が絡んだコンビネーションから決勝点
前橋育英(群馬)にとって3年ぶりとなる選手権決勝進出の扉は、“タイガー軍団”らしいコンビネーションによるゴールでこじ開けた。7日に行われた全国高校サッカー選手権準決勝で前橋育英は1-0で佐野日大(栃木)に勝利。MF高沢颯の奪った決勝点は、それぞれ出場停止明けの守備の要、2年生10番の絡んだ理想どおりの一撃だった――。
ペナルティーエリア内、時にはゴールエリア付近を複数人で固める佐野日大の防壁。前橋育英の山田耕介監督が「予想どおりの展開」と明かした一戦の均衡を打ち破ったのは前半30分のことだった。
出場停止明けのDF角田涼太朗のロングフィードに、背番号10の2年生MF飯島陸が左サイドを抜け出す。飯島がマイナス方向へ折り返すと、フリーとなった高沢がダイレクトで蹴り込んだ。
高沢が「相手が引いてきたので、サイド攻撃とコンビネーションが大事だと話していました。その形で取れてよかった」と話したとおり、スカウティングがハマっての値千金のゴール。高沢にとっても嬉しい今大会初ゴールとなった。
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