アーセナルのアルテタ監督、今冬のストライカー補強は否定 「現実的ではない」
得点力不足で4試合連続勝利なし
イングランド1部アーセナルは、現地時間1月7日に行われたFAカップ3回戦でリバプールと本拠地で対戦して0-2で敗れた。得点力不足が叫ばれ、攻撃陣補強の噂が過熱するなか、ミケル・アルテタ監督は試合後に今冬のストライカーの獲得は「現実的ではない」と語った。英衛星放送「スカイ・スポーツ」がコメントを伝えている。
プレミアリーグで連敗中の悪い流れを断ち切りたいアーセナルだったが、後半35分にポーランド代表DFヤクブ・キビオルのオウンゴールで先制点を献上すると、さらに同アディショナルタイムにカウンターからコロンビア代表FWルイス・ディアスの追加点を許した。攻撃陣は沈黙したまま0-2で敗戦。強豪対決に敗れ、FAカップは3回戦で姿を消した。
アーセナルはこれで昨年12月23日に行われたプレミアリーグ第18節リバプール戦(1-1)から4試合連続で勝利なしで、その間に挙げた得点はわずか「2」となった。絶対的なストライカーの不足を指摘されており、今冬の移籍マーケットではブレントフォードのイングランド代表FWイバン・トニーなどの補強が取り沙汰されていた。
しかし、アルテタ監督によれば、新戦力がやってくる可能性は低いようだ。スペイン人指揮官は試合後、衛星放送「ビーイン・スポーツ」に対してこう語っていたという。
「現時点では(補強は)現実的ではない。私の仕事は選手たちを向上させ、よりいい結果を手にすることだ」
試合後の会見では、スタンドのサポーターからは補強を求めるチャントがあったことについて質問を受けたが、これには「私が彼ら(サポーター)にお願いしたいのはチームを支えることだ。チームを後押ししてほしい。彼らは非常に素晴らしい」と答えるにとどまった。
ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスが不在だったこの試合ではドイツ代表FWカイ・ハフェルツを最前線でスタメン起用され、後半からFWエディ・エンケティアが投入された。サイドでの起用がメインのベルギー代表FWレアンドロ・トロサールも中央でプレーできるため選択肢はあるが、このまま新戦力を加えずに後半戦を迎えることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)