イ・ガンイン退場劇で「不名誉な記録」 イラク戦で“一触即発”騒動…韓国指摘「7年3か月ぶり」

退場となった韓国代表イ・ガンイン【写真:Getty Images】
退場となった韓国代表イ・ガンイン【写真:Getty Images】

アジアカップの前哨戦、イラクとの一戦で相手選手と一触即発

 ユルゲン・クリンスマン監督率いる韓国代表は1月6日、UAE(アラブ首長国連邦)のアブダビでイラク代表と対戦し、1-0で勝利した。この試合でMFイ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)が退場処分に。韓国メディアは「不名誉な記録を生んだ」と注目している。

 韓国は今月12日にカタールで開幕するアジアカップに向けて、UAEでテストマッチを実施。日本とグループリーグで同組のイラクと国際親善試合を実施したなか、前半40分にMFイ・ジェソン(マインツ)が奪った先制ゴールが決勝点となり、中東の地で白星を飾っている。

 イ・ガンインは後半頭から出場すると同39分、思わぬ事態に見舞われる。右サイドのピッチ手前側で相手選手とマッチアップした際、イ・ガンインに足を踏まれたイラク選手が反抗し、胸付近を強く2度突くと、これに怒りを覚え一触即発状態に発展した。

 この場面で両者に警告が提示され、すでに一度警告を受けていたイ・ガンインは退場処分になったなか、韓国メディア「EDAILY」は「イ・ガンインの不条理かつ不名誉な記録…韓国選手、国際試合退場は『7年3か月ぶり』」と見出しを打ち詳細を報じた。

 大韓サッカー協会によると、韓国代表として国際試合でレッドカードを受けたのは96試合ぶり、7年3か月ぶりとのこと。記事では「2016年10月に水原で行われたロシア・ワールドカップアジア最終予選のカタール戦でホン・ジョンホ(全北現代)が累積警告で退場になった時以来の出来事」と伝えられている。

 一方で「良いニュースはこの試合は評価試合であり、次回のアジアサッカー連盟(AFC)アジアカップとは連動しない」とも指摘。15日に初戦(バーレーン戦)を迎えるなかで、チームにとっては“朗報”となった。

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