森保ジャパンの欧州組20人を評価 韓国が「比較にならない水準」と自負した分野は?
韓国はソン・フンミン、ファン・ヒチャン、イ・ガンインを擁する攻撃陣に自信
韓国代表はカタールで開幕するアジアカップで64年ぶりの優勝を目指すなか、日本を最大のライバルと捉えている。そのなかで、攻撃陣のアドバンテージを韓国メディアが指摘している。
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1956年の第1回から2連覇した韓国だが、その後64年間アジアカップのタイトルから遠ざかっている。一方の日本は1992年に初優勝。これまでに計4回の優勝を数える。
ともに優勝を目指すなかで、韓国紙「スポーツ京郷」は「日本の『20』より強い韓国の『12』」と見出しを打ち、「64年ぶりにアジアカップ優勝に挑む韓国代表の最大のライバル国はやはり日本だ。2022年のカタールW杯ベスト16、そして国際Aマッチ9連勝という圧倒的な戦績を記録している日本は名実ともにアジア最強国だ。FIFAランキングでも、日本(17位)は韓国(23位)をリードし、アジア1位にランクされている」と両国を取り上げている。
「アジアカップのメンバー26人を見ただけでも日本の力が分かる。日本は26人のうち20人が欧州組。アジアカップに参加するどの国と比べても圧倒的な数値だ。歴代最強の戦力と評価される韓国は、欧州組の数は12人で日本には及ばない。特に守備陣は日本が4バックをすべて欧州組で埋められるほどだが、韓国はキム・ミンジェ(バイエルン·ミュンヘン)とキム・ジス(ブレントフォード)を除いた残りの7人が全員Kリーグに所属している。それでも韓国が日本と比べて負けない部分があるとすれば“重量感”だ」
記事では、エースのFWソン・フンミンを筆頭とした攻撃陣に言及し、自信を覗かせている。
「特に攻撃陣で差が目立つ。自他ともに認めるワールドクラスFWのソン・フンミン(トッテナム)は、日本のどの選手とも比較にならない水準だ。さらに、今季プレミアリーグで2桁得点を挙げ、コンディションが最高潮に達しているファン・ヒチャン(ウォルバーハンプトン)、フランス1部の盟主パリ・サンジェルマン(PSG)で活躍するイ・ガンインまでいる。このビッグ3の破壊力は断トツでアジア最高だ。ホン・ヒョンソク(ヘント)、チョン・ウヨン(シュツットガルト)ら優れた選手たちも心強い。日本の場合、攻撃の核の1人である三笘が負傷でアジアカップに出場できるかどうか不透明な状況で、信じられるのは久保だけだ」
また、「日本の最大の強みは手堅いMF陣だ」と日本の中盤にも触れ、「遠藤航、堂安律、南野拓実と伊東純也、中村敬斗(スタッド·ランス)など量的にも質的にもアジア最高水準だ。MF陣が流麗なパスゲームで崩していく能力は世界でも戦える。韓国もイ・ジェソン(マインツ)とファン・インボム(ツルヴェナ・ズヴェズダ)など優れた中盤の選手がある。中盤で韓国が押されるのは明らかだが、その差はそれほど大きくは見えない」と、対抗できる差がと分析していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)