Jリーグでも使用…なぜ英国で“丸い”レッドカード提示? 現地メディア指摘「2つの目的がある」
FAカップでウォルバーハンプトンMFが退場、丸いレッドカード使用に注目
現地時間1月5日のFAカップ3回戦で選手が一発退場となった際、丸いレッドカードが提示されて話題を呼んでいるなか、海外メディアは「丸いレッドカード」が使用される理由について説明している。
今回脚光を浴びたのはFAカップ3回戦のブレントフォード対ウォルバーハンプトン戦(1-1)。前半8分、ウォルバーハンプトンMFジョアン・ゴメスがボール奪取を試みたなか、足裏が相手選手に当たり、トニー・ハリントン主審はジョアン・ゴメスに丸いレッドカードを提示した。
現地で話題を呼び、英メディア「スポーツ・バイブル」は「なぜ、一般的な長方形ではなく、円形のレッドカードが出されたのか?」と着目。英メディア「GIVE ME SPORT」は「レフェリーが丸いレッドカードを出すのは珍しい光景だが、以前にもそうしたことはある」と報じた。Jリーグでも2022年6月18日のJ2リーグ第22節、V・ファーレン長崎対ザスパクサツ群馬の一戦で丸いレッドカードが提示されて脚光を浴びている。
今回、FAカップ3回戦で丸いレッドカードが使用されたケースについて、「GIVE ME SPORT」は「円形のレッドカードには2つの目的がある。色覚異常の選手や観客が識別しやすくすることと、審判がイエローカードとレッドカードを素早く区別できるようにすることだ」と説明。さらに「円形と楕円形のカードはもともと、色の区別がしづらい選手を補助するために導入された。また、素早くカードを抜きたいレフェリーを助けるためでもある。形によって、どのカードを抜くのかが分かる」と補足していた。
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