アーセナルが抱える左SB問題 アジア杯で冨安不在…補強について指揮官が言及「移籍市場はオープンだが…」

アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督【写真:ロイター】
アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督【写真:ロイター】

アルテタ監督がFA杯3回戦の前日会見に出席

 イングランド1部アーセナルは、現地時間1月7日にFAカップ3回戦でリバプールと対戦する。アジアカップ参加の日本代表DF冨安健洋が欠場となるなか、指揮官が試合前の会見で左サイドバック(SB)の補強について言及した。

 ホームで迎える大一番を前に、ミケル・アルテタ監督が前日会見に出席。その様子をクラブ公式が伝えている。そのなかでアルテタ監督へ「移籍市場で左SBを優先するかどうか」について記者から問われ回答している。

「移籍市場はオープンだが、やはり今いる選手を最大限に活かすことに重点を置いている。可能性があるかどうか、良いオプションがあるかどうかを理解するために、クラブと一緒に働くつもりだが、まずは今いる選手に集中することだ」

 現状左SBでは、怪我を抱えているウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコとアジアカップで離脱中の冨安がポジションを争ってきた。昨年12月31日のプレミアリーグ第20節フルハム戦(1-2)ではポーランド代表DFヤクブ・キヴィオルが先発を務めた。不足しがちな左SBだが、アルテタ監督は補強より前に現状稼働できる選手を優先すると一貫した意見を述べている。

 一方、DFジュリエン・ティンバーの負傷についても「残念ながら、非常に長期の怪我だ。彼はとてもよくやっているが、まだチームと一緒に練習したり、チームと競争したりできる状態にはほど遠い」と状態を明かす。「トミ(冨安)が一時チームを離れることになり、それに対応しなければならない」とユーティリティー性を持つ日本人DFの不在にも触れていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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