C大阪、川崎DF登里享平を完全移籍で獲得 「さまざまな思いや意見があると思いますが、それを上回る覚悟はできています」

C大阪へ移籍の登里享平【写真:徳原隆元】
C大阪へ移籍の登里享平【写真:徳原隆元】

「いつかフロンターレで引退することもイメージできていました」

 J1セレッソ大阪は1月6日、川崎フロンターレからDF登里享平を完全移籍で獲得したことを発表した。川崎サポーターへ「さまざまな思いや意見があると思いますが、それを上回る覚悟はできています」と決断の理由も明かしている。

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 登里は2009年に川崎へ入団。同年6月にプロデビューを果たす。ここまで川崎一筋で、J1リーグ280試合9得点、カップ戦通算36試合1得点、天皇杯通算30試合と経歴を積んできた。

 川崎へのコメント全文は以下のとおり。

「はじめに、能登半島地震によりお亡くなりになられた方々に深く哀悼の意を表すると共に、被災された方、ご家族や関係者の皆様に心からお見舞い申し上げます。また、被災者の救済と被災地の復興支援のために尽力されている方々に深く敬意を表します。予断を許さない状況が続いていますが、被災地の皆様の安全と、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 フロンターレを愛する皆様へこの度セレッソ大阪へ移籍することを決断しました。夢だったプロサッカー選手をスタートさせてくれたのも、成長させてくれたのも、優勝させてくれたのも、いろいろな景色を見させてくれたのも、すべてフロンターレです。日々高まるフロンターレへの思いや愛、まだまだフロンターレでやるべきこと、自分にしかできないこと、フロンターレを強く大きくしていくこと、それは自分の使命だと思っていました。これからも愛するフロンターレのために、そしていつかフロンターレで引退することもイメージできていました。

 ただ今回のオファーを頂き、キャリアを歩んでいくなかで自分に足りないものは何かなど、いろいろ考えました。慣れ親しんだ場所を離れることで、見えてくるもの、感じるもの、今の自分が想像できないようなものが、また新しい自分を発見させてくれるんじゃないか? それが人としても選手としても、さらに大きく成長させてくれるんじゃないか? と思い、この決断に至りました。この決断に対し、さまざまな思いや意見があると思いますが、それを上回る覚悟はできています。

 応援してくれなんて言えません。どうか見守ってくれたら嬉しいです。この15年間、言葉や文章では伝えられないほどの幸せな時間を過ごしました。ファン、サポーターの方たちはもちろん、常に人に恵まれて、たくさんの大好きな人たちに出会いました。フロンターレで過ごした日々はかけがえのない宝物です。本当に感謝しかありません。本当に幸せでした。15年間愛してくれてありがとうございました」

 本人のC大阪へのコメント全文は以下のとおり。

「みなさん、はじめまして。登里享平です。ノボリと呼んでもらえたら嬉しいです。並々ならぬ覚悟を持ってやってきました。クラブ、パートナー様、選手、スタッフ、サポーター、セレッソ大阪に関わるすべての人が1つになり同じ方向を向いて、創設 30 周年に最高の景色をみましょう!自分が加入することで新たな刺激となり優勝に導けるように、今までの経験を生かしてセレッソ大阪のために全身全霊をささげて戦います!自分に期待し自分にプレッシャーをかけすべての思いをパワーに変えて頑張るので熱い熱い応援よろしくお願いします!」

(FOOTBALL ZONE編集部)



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