遠藤航が「ファビーニョ上回った」 データ解析で“貢献度”判明「マック・アリスターにも引け取らない」
データ分析会社「オプタ」が守備データの解析記事を公開
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、好パフォーマンスでチーム内での評価が急上昇。クラブの12月度月間最優秀選手に選出されるなど注目度がアップするなか、データ分析会社「オプタ」が守備データの解析記事を公開し、ディフェンス面での貢献ぶりを伝えている。
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遠藤は昨夏、ドイツ1部シュツットガルトから加入後、定位置争いで後手を踏んだものの、昨年12月に入り評価が上昇。12月3日のフルハム戦で途中出場から値千金の同点ミドル弾を叩き込み、4-3勝利に貢献すると、以降8試合の公式戦でスタメン出場を続けた。
持ち前のデュエルを武器に中盤を制圧するパフォーマンスで一気に序列を上げ、今やリバプールの中盤に不可欠な存在に。クラブ公式サイトが行った12月度月間最優秀選手のファン投票では、モハメド・サラーやトレント・アレクサンダー=アーノルドといった主力を抑え、1位に選出される快挙も成し遂げた。
こうした遠藤の活躍を受け、「オプタ」は守備データの解析記事を公開。遠藤が出場した試合と、そうでない試合では1試合平均の失点数などに差が現れたことが指摘されたなか、アンカーとして期待どおりのタスクを担っていることも伝えられ、その1つがサウジアラビアのアル・イテハドに移籍したMFファビーニョの穴埋めだ。
リバプールで長らく守備的MFを担っていたファビーニョの代役としての役割を果たしていることを、遠藤は数字上で証明。解析記事では「昨季すべての公式戦を通した数値で、遠藤はファビーニョを上回った。90分平均のタックル数(2.22対2.19)、インターセプト(1.50対1.25)、ボール奪取(6.8対5.9)、相手サードでのボール奪取(0.92対0.71)、そしてパス数(64.4対60.3)」と綴られ、存在価値の高さを窺わせる数値をマークしていることが伝えられた。
さらに、ポジション争いのライバルとなるMFアレクシス・マック・アリスターとの比較数値も紹介。1試合平均パス数(64.4対66.7)やプレッシャー下での前線へのパス数(2.2対5.6)など、攻撃面の数値ではやや劣るものの、1試合平均タックル成功率(55.9%対54.6%)、インターセプト数(1.5対1.3)では勝っており「最近のリバプールの安定したパフォーマンスの1つの要因となっている」と、中盤の安定化へ一役買っている状況を分析していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)