「前代未聞の違反」 Jリーグ外国人監督の“裏切り事件”に韓国驚き「こんなことがあるのか」
長崎カリーレ監督の契約破棄問題に韓国メディア注目
J2のV・ファーレン長崎は、ブラジル人のファビオ・カリーレ監督に関する契約問題に揺れている。監督とコーチ陣に対して来シーズンの契約を締結しながらも、指揮官側が一方的にブラジルの名門サントスFCと契約を交わしたとされる問題に晒されているなか、韓国メディアでもこの一件が注目されている。
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長崎は昨年11月下旬、カリーレ監督とコーチ陣に対して、来季契約を締結。しかしその後、ブラジルメディア上でサントスFCとの契約報道が浮上し、本人への意思確認の結果、長崎側は「サントスFCに行きたいとの最終の意思表明があった」と発表した。なお、サントスFC側から契約手続きに関する正式なオファーは届いていないとされている。
長崎は1月5日、この一件に関する現状報告を公式サイト上で発表。「現在まで契約に関する正式な手続きを再三求めているものの、未だにオファーレターも届いていない状況です。我々としては、今後の日本サッカー界のためにも一方的に契約を破棄したことによる違約金に関しては支払いを求めるべきだと考えております」と徹底抗戦の構えを見せ、万事に備え、前大分トリニータ監督の下平隆宏ヘッドコーチとの契約締結も発表した。
カリーレ監督による一方的な契約破棄が問題視されたこの一件は、韓国紙「スポーツ朝鮮」でも注目の的に。「『こんなことがあるのか』外国人監督による前代未聞の契約違反事件に『大騒ぎ』」と見出しが打たれ「日本プロサッカーチームのV・ファーレン長崎が外国人監督の“裏切り事件”に衝撃を受けている」と伝えられた。
記事では「オフシーズンのため母国に滞在していたカリーレ監督は、長崎にあまり連絡することなく『二股契約』を推進した」などと詳細を報道。長崎を昨季リーグ7位に導いたブラジル人監督による、まさかの裏切り行為が発生した事実が韓国でも大きくクローズアップされていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)