田中碧、デュッセルドルフ残留は「完全に不透明」 去就動向“4つのシナリオ”を独指摘
今冬の去就動向が注目、今後に起こり得るシナリオを現地指摘
ドイツ2部デュッセルドルフのMF田中碧は、今月開幕するアジアカップの日本代表メンバーから漏れたなかで、今冬の去就動向が注目を浴びている。現地メディアは「シーズン後半戦をデュッセルドルフでプレーするかどうかはまだ完全に不透明だ」と指摘し、今後に起こり得るシナリオを伝えている。
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田中は現在4位に付けるデュッセルドルフにおいて今季リーグ戦で16試合に出場し、4ゴール1アシストを記録。日本代表には昨年から継続的に招集され、元日のタイ戦では先制ゴールをマークするパフォーマンスを見せていたなかで、アジアカップに臨む26人の登録メンバーに名前がなかったことから“サプライズ”として話題になった。
そんな田中には、昨夏から新天地移籍の噂が報じられ、今冬の移籍マーケット解禁を受けてドイツ大手紙「BILD」は「シーズン後半戦をデュッセルドルフでプレーするかどうかはまだ完全に不透明だ」と指摘し、今後に起こり得る4つのシナリオを独自の見解から伝えている。
デュッセルドルフにとって「最も厄介なシナリオ」とされたのは、田中が今冬に移籍した場合のシチュエーションだ。かねてから報じられたドイツ1部シュツットガルト、フランクフルトからの関心について「再び興味を示される可能性がある」としたうえで、仮に田中を失えば即座に代役が必要となるだけに「金はあるが時間がない」と、切迫状況に陥る可能性を記した。
「最悪のシナリオ」は田中が残留したうえで、デュッセルドルフが今季の昇格を逃したパターン。「日本人選手は間違いなく退団するだろうが、残りの契約期間(2025年まで)が1年しかないため、年俸は下がるだろう。国際的な選手である田中はお買い得であり、フォルトゥナは彼を(市場価格よりも)安く売らざるを得ないだろう」としている。
そのほか、記事では田中が残留したうえでデュッセルドルフが昇格する「Win-Winのシナリオ」、ブンデスリーガ復帰後に契約を延長する「サプライズのシナリオ」を紹介。ドイツ2部からのステップアップを図っているとの噂も聞かれるなか、去就動向はどのような結末を迎えるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)