「Jリーグはアジアで最も成功」 日本サッカー界の貢献に海外注目「W杯の優勝候補を生み出す可能性を期待させる」

日本サッカーがアジアにもたらした貢献に海外注目(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】
日本サッカーがアジアにもたらした貢献に海外注目(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】

選手権のワンシーンを取り上げつつ、日本サッカーの成長に注目

 2023シーズンのJ1は、タレントをそろえるヴィッセル神戸の優勝で幕を閉じた。日本代表も24年1月1日の国際親善試合のタイ代表戦の勝利で国際Aマッチ9連勝と快進撃を続けるなか、同国サッカーの足跡について海外メディアも触れている。

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 プロサッカーの成長もさることながら、インドメディア「FirstSportz」は高校サッカーのワンシーンをまずはピックアップ。第102回全国高校サッカー選手権の2回戦、神村学園(鹿児島)対松本国際(長野)戦の先制ゴールは、華麗なパスワークから生まれ「アジアで行われている試合の質が大幅に向上していることが確認できる」と絶賛した。

 こうした日本サッカーの背景に同メディアは迫る。「日本の強豪チーム」として、歴史上国際大会でも好成績を残している鹿島アントラーズ、横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、サンフレッチェ広島、そして浦和レッズなどのクラブ名を名指しし「日本のJリーグは、アジアで最も成功したサッカークラブのいくつかを誇っており、国内と国際大会の両方で顕著な足跡を残している」と評価した。

「鹿島は、過去最多のJ1リーグ優勝8回と2018年のACL制覇を含む19の国内主要タイトルを獲得し、最も輝かしい存在として際立っている。マリノスは1982年以来最も長くJ1リーグに在籍し、5度のJ1リーグタイトルを獲得。川崎は、2017年から2021年にかけて4度のJ1リーグ優勝と近年圧倒的な強さを誇った。浦和はACL で07年、17年、22年にタイトルを獲得し、素晴らしい戦績を誇っている。広島は、3度のJ1リーグ優勝と日本サッカーリーグに遡る豊かな歴史を持ち、日本のサッカー遺産にさらに貢献している」

 記事では「これらのクラブは、1992年に日本プロサッカーリーグが設立されて以来、このスポーツにおける日本の実力を示している」と紹介。Jリーグからは近年、欧州へステップアップする選手も増加し、代表の進化にも影響を与えている。

 また「クウェート、サウジアラビア、カタール、インド、中国、そして日本のアジア諸国がサッカーに多大な投資をしているなか、次世代を担う選手たちのプレーが向上していくのを見るのは心温まる体験だ。このような成長は、アジアの国からワールドカップ(W杯)の優勝候補を生み出す可能性を期待させる」と、アジアの世界躍進の一例として日本サッカーを取り上げていた。

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