バロテッリのインスタグラム騒動の処分が決定 1試合の出場停止と罰金約465万円

崖っぷちの悪童

 リバプールのFWマリオ・バロテッリがソーシャルメディアに人種差別的な表現を投稿した問題で、イングランドサッカー協会(FA)から1試合の出場停止と罰金2万5000ポンド(約465万円)の処分を受けた。英国営放送「BBC」が報じている。
 バロテッリは、自身のインスタグラムで「人種差別者になってはいけない。マリオのようになろう。彼はイタリアの配管作業員で日本人によって生み出された。英語も話せるけれど、メキシコ人のように見える。黒人のようなジャンプもできるし、ユダヤ人のようにコインを集める」と、人気キャラクターのイラストとともに発信。ユダヤ人に対する表現が物議を醸した。スーパーマリオの異名を持つバロテッリは当初批判に対して、「うちのお母さんもユダヤ人だ。だから、黙ってほしい」とツイッターで反論したが、後に謝罪。FAの処分を潔く受け入れた。
 バロテッリは、自身のフェイスブックで「私の行為が処分の対象となったことで、リバプールのチームメートとサポーターに謝罪する。そして、反省しているところです。FAの決定に従い、今後このようなことが起こらないようにしたい」と謝罪文を掲載した。
 股関節痛で6試合欠場していたバロテッリだが、0-3で大敗した14日のマンチェスター•ユナイテッド戦でベンチ入りしたばかり。今夏の移籍市場で1600万ポンド(27億5000万円)の移籍金でACミランから加入したが、今季公式戦15試合2得点と不振に陥っている。ピッチ内で結果を出せず、グラウンドを離れても相変わらずトラブル続出の問題児は、リバプールでも崖っぷちに立たされている。 
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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