準決勝カードが決定! 初優勝狙う近江×堀越、青森山田×市立船橋の名門対決も実現【高校選手権】
6日の準決勝で対戦が決定
第102回全国高校サッカー選手権は1月4日に準々決勝が行われ、ベスト4が出そろった。6日に国立競技場で行われる準決勝では青森山田(青森)と市立船橋(千葉)、近江(滋賀)と堀越(東京A)が対戦する。
浦和駒場スタジアムの第1試合では、青森山田が地元埼玉代表の昌平に4-0の快勝。前半の立ち上がり4分までに2点を奪って試合を優位に進めた。一方で、千葉県立柏の葉公園総合競技場の第1試合では市立船橋が初出場での快進撃を見せる名古屋(愛知)と対戦。前半を1-1で折り返したゲームは、後半立ち上がり2分に清水エスパルス入りが内定のFW郡司璃来が決勝ゴールを奪い2-1で勝利した。
青森山田は2回戦から登場し、12月31日の大会初戦は飯塚(福岡)に先制を許す苦しい展開を追いついてPK戦で勝利。苦しい場面を乗り越えると、年明け1月2日の3回戦は初出場の広島国際学院に7-0で大勝。そして準々決勝は高円宮杯プレミアリーグEASTに参戦するチーム同士の対決を制した。
1回戦から登場の市立船橋は12月29日の初戦で高川学園(山口)に4-1で快勝したが、31日の2回戦では帝京長岡(新潟)と一進一退のゲームを展開。最終的にPK戦までもつれ込んだ激闘を制した。1月2日の3回戦は星稜(石川)に4-1で勝利し、準々決勝は勢いに乗る初出場校を退けた。
浦和駒場スタジアムの第2試合では近江(滋賀)が神村学園(鹿児島)との点の取り合いを4-3で制した。千葉県立柏の葉公園総合競技場の第2試合では堀越(東京A)が佐賀東(佐賀)に2-1で勝利。前半にMF中村健太の鮮やかなミドルで先制すると、後半にも1点を追加。相手の反撃を1点に抑えた。
近江は2回戦から登場し、日大藤沢(神奈川)、3回戦でインターハイ王者の明秀日立(茨城)と力のあるチームを2戦連続のPK戦で下して勝ち上がり、前評判の高かった神村学園にも競り勝った。堀越は1回戦から登場し、今治東(愛媛)に2-0で快勝。2回戦の初芝橋本(和歌山)戦は0-0からのPK戦で8-7、3回戦の名桜(秋田)戦は1-0で競り勝った。そして準々決勝では、九州の雄である佐賀東(佐賀)を下している。
国立競技場で6日に行われる準決勝は、第1試合で2大会ぶり4回目の優勝を狙う青森山田と12大会ぶり6回目の優勝を狙う市立船橋の伝統校対決。第2試合では互いに初優勝を狙う。