遠藤航のアジア杯参加でリバプールが失うものは? 不在時の中盤の構成案を現地メディア考察

遠藤航が不在の間の中盤構成案を現地考察【写真:ロイター】
遠藤航が不在の間の中盤構成案を現地考察【写真:ロイター】

アジアカップ参加で遠藤不在

 イングランド1部リバプールのMF遠藤航はアジアカップ参加のために最長1か月ほどチームから離脱する。ユルゲン・クロップ監督の下で欠かせない存在となりつつあったタイミングでの離脱はチームにも大きな影響を及ぼしかねない。リバプール専門メディア「Anfield Watch」は遠藤不在でリバプールが採用する可能性がある中盤の構成を予想している。

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 遠藤はここまで公式戦24試合に出場し、リーグ戦とヨーロッパリーグでそれぞれ1得点ずつをマーク。アルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターが負傷離脱していた間に4-3-3のアンカーでスタメンに定着。とりわけ年末年始の過密日程のなかでは8試合連続スタメン出場と驚異のタフネスでチームを支えた。

 そんな遠藤がアジアカップ参加のためにチームを離れる。これにより、リバプールでの試合は最低でも4試合、最大で8試合の欠場を余儀なくされる。

 そうしたなかで「Anfield Watch」が遠藤不在時の「最も分かりやすい」選択肢として挙げているのは、アンカーに負傷から復帰したマック・アリスターが入り、その前にドミニク・ソボスライとカーティス・ジョーンズが並ぶ形だ。これは遠藤が定位置を掴む前の基本形だったため、この形に戻るのは自然と言えるだろう。ただし、ハンガリーMFのソボスライは元日のニューカッスル戦でハムストリングを負傷したため、離脱した場合はMFハーヴェイ・エリオットが代役になると見られる。

 2つ目はソボスライとジョーンズの後ろにDFトレント・アレクサンダー・アーノルドが入る形。このイングランド代表右サイドバックは昨季から中盤に上がってプレーすることが増えており、この機会にコンバートされる可能性も一つの選択肢として予想されている。

 そして3つ目はスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラが復帰し、ソボスライとジョーンズのセンターハーフコンビを支える形だ。スペイン代表MFは昨年2月から戦線離脱が続いているが、今月に復帰できる可能性が浮上している。「遠藤の不在でリバプールが失うものは経験。現在の中盤で25歳以上は彼しかない」と指摘されているように、実績も経験も豊富なチアゴ復活への期待は大きいようだ。

 そして4つ目は「可能性は低い」と前置きされたうえで、右からハーヴェイ・エリオット、アレクサンダー=アーノルド、マック・アリスター、ジョーンズと4人が中盤に並ぶ形が予想されていた。

 冬の移籍市場の選手獲得の噂もあるが、クロップ監督が遠藤不在の間にどのような采配をみせるのか注目だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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