青森山田、埼玉・昌平を4-0で破りベスト4へ進出! 2大会ぶりの優勝へ…国立での準決勝に挑む【高校選手権】
プレミアEAST所属のチーム同士の対戦に
第102回全国高校サッカー選手権の準々決勝が1月4日に行われ、浦和駒場スタジアムの第1試合は青森山田(青森)が地元埼玉代表の昌平に4-0で勝利してベスト4入りを決めた。
青森山田は3回戦で初出場の広島国際学院(広島)に7-0の大勝。一方の昌平は2回戦、3回戦と連続で試合終了間際の同点ゴールからPK戦を制して勝ち上がった。ともに高円宮杯U-18プレミアリーグEAST所属の力があるチーム同士の対戦は、3回優勝の青森山田は2大会ぶりの優勝を、昌平は埼玉県勢31大会ぶりの4強を狙う一戦になった。
試合は開始早々に青森山田がゴールを重ねた。まずは前半2分、コーナーキックの二次攻撃からDF小沼蒼珠が押し込んで先制。さらに2分後には、ゴール前へ入れようとしたボールが昌平の選手に当たってこぼれてDF小泉佳絃が押し込んだ。一度は副審がオフサイドフラッグを上げたが、主審との協議の末にゴールが認められた。
昌平は前半18分にエースのFW小田晄平がペナルティーエリア内に抜け出してシュートを放つビッグチャンスを枠外に飛ばしてしまう。すると1分後、青森山田はFW米谷壮史が左サイドからペナルティーエリア内の奥深くまで突破し、マイナスの折り返しをMF芝田玲が蹴り込んだ。昌平はクリエイティブなプレーを見せるMF西嶋大翔と3試合連続ゴールの1年生MF長璃喜を前半の内に交代投入したが、青森山田が3-0のリードで前半を終えた。
そして後半立ち上がりの5分、青森山田はセットプレーのこぼれ球を小泉が押し込んでリードを4点に。その後は昌平が右サイドの西嶋を中心にボールを持つ時間を長くして押し込んだが、最終的にペナルティーエリア内を攻略することができずに時間だけが流れた。
このままスコアは動かずに試合終了。青森山田が6日に国立競技場で行われる準決勝への切符を手にした。一方の昌平は学校の最高成績ベスト8に並んだものの、あと一歩が遠い結果になった。