清武が「ベルリン移籍のシグナルを送った」と独紙報じる セビージャとヘルタ間の交渉難航か
セビージャ側は8億円での売却を希望
セビージャで出場機会を失っている日本代表MF清武弘嗣が、ブンデスリーガ3位ヘルタ・ベルリン移籍に前向きな回答を示したと、ドイツ地元紙「キッカー」が報じている。
ヘルタは清武を期限付き移籍で獲得することに執念を燃やしている一方で、4日に行われたスペイン国王杯5回戦のレアル・マドリードとの第1戦(0-3)で出番のなかった清武にも、心境の変化が生まれたようだ。
記事では「日本人はベルリン移籍のシグナルをヘルタに送った」と報じられており、清武も出場機会を手にするためにスペイン進出半年で、ドイツへのUターン移籍を希望しているという。
だが、移籍成立には大きなハードルが存在するという。「アンダルシアのクラブは投資した650万ユーロ(約8億円)を取り戻すために、売却を希望している。しかしながら、ベルリンはそこまでの金額を出せない」と、ヘルタ側はセビージャが要求する金額を捻出することができないという。
日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は、クラブで出場機会を手にできていない選手に対して移籍を呼びかけている。日本代表の司令塔候補に名乗りを上げたばかりの清武は、今冬にセビージャに別れを告げ、新天地で出場機会をつかむことになるのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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