久保建英「審判やライバルが僕を守ってくれないと」 流血しながらラフプレー“連発”に苦言「痛めつけている」

レアル・ソシエダでプレーする久保建英【写真:Getty Images】
レアル・ソシエダでプレーする久保建英【写真:Getty Images】

アラベス戦で大活躍

 スペイン1部レアル・ソシエダは1月2日、ラ・リーガ第19節でアラベスと対戦し、1-1で引き分けた。日本代表MF久保建英は攻撃の中心として活躍。試合後には現地でインタビューに対応し、最近自身に降りかかるラフプレーに対して苦言を呈した。

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 前半36分、ソシエダにピンチが訪れる。GKアレックス・レミロが飛び出したものの、ペナルティーエリア外で手を使ってしまい、ハンドで退場。後半31分にはPKで失点してしまい、1点ビハインドとなった。それでも、ソシエダは猛攻に出る。久保は後半アディショナルタイムにこぼれてきたボールを左足一閃。強烈な振りのミドルシュートだったが惜しくもクロスバーに直撃した。アディショナルタイム6分、ゴール前でこぼれてきたところ、走ってきたMFマルティン・スビメンディがネットを揺らして同点。劇的な一撃で追いついてドロー決着となった。

 この一戦でも躍動した久保だが、昨年12月21日のラ・リーガ第18節カディス戦(0-0)で相手選手から悪質なファウルを受け、脇腹を殴られたうえ、腕を掴まれながら投げ飛ばされる蛮行を受けた。このプレーは相手は厳罰処分なしなど判定を巡っても議論を呼び、久保自身も肋骨にひびが入っている可能性が指摘されていた。

 試合後、久保はこの日も流血しながらインタビューに応じた。そのなかで、ラフプレーや審判の対応に苦言を呈したという。スペインメディア「エル・デスマルケ」が報じた。

「ここでは誰もが自分にできることをやっている。僕は人々にボールを楽しんでもらおうとしているが、ここ数試合で経験してきたことで、これほど難しいことはなかった。人々、審判、そしてライバルの選手が僕を守ってくれないと……。僕みたいに何か生み出そうとトライする選手たちに対して、もう少し僕を守ってほしい。そうするつもりはない人たちもいるが、彼らは僕を痛めつけている」

 昨年のラフプレーからウインターブレイクを挟んで満身創痍でプレーしていた久保にとって、悲痛の叫びとなった。

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