青森山田が準々決勝で受けた“埼スタ決戦事前レッスン” FC東京内定のU-19代表GKが挙げた課題とは

青森山田は後半21分までに3点リードも…2つの時間帯でエアポケットに入りかける

 当初の目標だった「無失点優勝」が消えたことを良薬に――。第95回全国高校サッカー選手権・準々決勝で青森山田(青森)は正智深谷(埼玉)に3-1で勝利し、2大会連続の準決勝進出を果たした。しかしFC東京に入団が内定したU-19日本代表GK廣末陸は前後半の立ち上がりと、試合終盤の締め方に課題があると手綱を引き締めた。

 前半13分、ジェフユナイテッド千葉内定MF高橋壱晟のクロスに今大会好調のFW鳴海彰人が3試合連続ゴールで先制し、青森山田は後半21分までに3-0と試合を決定づけた。しかし最後方で試合を見つめた廣末は、2つの時間帯で“エアポケット”に入りかけたと見ている。

 1つ目は後半の立ち上がりだ。1点ビハインドの正智深谷が前に出てきたこともあり、青森山田は受けに回る形に。同7分、相手MF谷口瑛也にゴール前の至近距離からシュートを放たれたが、廣末のビッグセーブで難を逃れた。「今までやってきた経験と感覚があるので、それが出せてよかった」と自らのプレーには納得しつつも、チーム全体については大会初戦を引き合いに出し、こう語った。

「立ち上がりの部分は一番大事で得点も失点も多くなります。そういう時間帯に決定機を作られているのは課題と感じています。(2日に行われた)初戦の鵬翔戦でも前半の立ち上がりに決定機を作られていました」

 

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