鎌田大地のアジア杯代表落選は「不運か幸運か?」 伊メディア指摘「チャンスでもある」

アジアカップ落選となった鎌田大地【写真:高橋 学】
アジアカップ落選となった鎌田大地【写真:高橋 学】

アジア杯メンバーから落選した鎌田に現地メディア注目「チーム適応の時間を得られる」

 森保一監督率いる日本代表は1月1日、今月12日に開幕するアジアカップのメンバー26人を発表した。MF鎌田大地(ラツィオ)が落選となったなか、イタリアメディアは「ラツィオにとって不運か幸運か?」と報じている。

 1日に発表された26人のリストには、鎌田をはじめ、MF田中碧(デュッセルドルフ)やFW古橋亨梧(セルティック)らの名前もなく、ファンから驚きの声が上がっていた。「ラツィオ、鎌田は招集外。ビアンコチェレスティ(ラツィオの愛称)にとって不運か幸運か?」と報じたのは、イタリアメディア「Laziochannel」だ。

「鎌田大地がアジアカップの日本代表メンバーに選ばれなかった。日本代表監督はラツィオのMFを招集しないことを決めたが、この決断は選手と日本代表の双方に大きな影響を与える可能性がある」

 森保監督は選考について多くは語らず、「チーム編成をするにあたっていろいろな状況でベストと判断した」と、総合的な判断であったことを明かしている。

 記事では「この結果、鎌田はチームに適応し、その価値を発揮するための時間をより多く得られることになる。同時に鎌田の不在は、彼抜きでアジアカップに臨む日本にとって難題になる可能性もある」と記し、鎌田にとってはチームにフィットする時間が増えたとポジティブな材料にも触れた。

「鎌田の落選はファンにとって残念かもしれないが、ラツィオに専念し、ようやく実力を発揮できるチャンスでもある」

 鎌田の落選は、捉え方によって「不運か幸運か」も変わるとしているイタリアメディアは、「大会期間中、鎌田本人と日本代表の双方にどのような影響を与えるのか、注視すべき事態だ」と注目を寄せていた。

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