日本の高校選手権で衝撃ゴール「W杯決勝のコピー」 海外絶賛「ディ・マリアを彷彿とさせる」
神村学園のゴールにアルゼンチンメディアが注目「素晴らしい仕上げを見せた」
各地で開催中の第102回全国高校サッカー選手権で、2022年カタール・ワールドカップ(W杯)決勝のゴールを彷彿とさせる一撃が生まれ、アルゼンチンメディアは「ディ・マリアを彷彿とさせる」と絶賛している。
注目を集めているのは、12月31日に行われた2回戦、神村学園(鹿児島)と松本国際(長野)の試合だ。
前半8分、神村学園が自陣右サイドでテンポ良くパスをつなぎ、FW日高元(1年)がポストプレーで捌くと、パスを受け取ったMF福島和毅(1年)が相手をかわして持ち上がり、すぐさま背後へスルーパスを共有。FW西丸道人(3年)が抜け出し、右サイドから中央へラストパスを送ると、最後はMF名和田我空(2年)が丁寧に流し込んでゴールを奪った。
試合は神村学園が2-0と勝利したなか、アルゼンチンメディア「TyC Sports」が先制弾に注目し、「日本で2022年カタールW杯決勝のディ・マリア風のゴール」と報じた。
記事では「2022年カタールW杯決勝でアルゼンチン代表のアンヘル・ディ・マリアが決めたゴールは称賛を浴び続けている。こんな傑作ゴールを夢見ない選手はいないだろう。そして2023年の年末、日本の若者がそれを生み出す贅沢を味わった」とクローズアップ。W杯優勝に貢献したアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアと比較している。
流れるような攻撃からの一撃について、「神村学園の期待の若手・名和田我空が、ディ・マリアを彷彿とさせる素晴らしい仕上げを見せた」と絶賛。「動きに若干の違いはあったが、パス交換の様子はW杯決勝のコピーだった。そして、それは本物のゴールで終わった」と賛辞を送っていた。