青森山田が圧巻7発で8強進出 米谷がハット達成、初出場・広島国際学院に“横綱相撲”【高校選手権】
首都圏4会場で3回戦を実施、V候補・青森山田が地力の差を見せる
第102回全国高校サッカー選手権は1月2日に首都圏4会場で3回戦の試合を行い、浦和駒場スタジアムの第2試合では3回優勝の強豪青森山田(青森)が初出場の広島国際学院(広島)に7-0で大勝した。
青森山田は大会初戦となった12月31日の2回戦で飯塚(福岡)を相手に先制を許す苦しい展開を追いつき、PK戦の末に勝ち上がった。一方の広島国際学院は12月28日に国立競技場で行われた開幕戦で早稲田実(東京B)に勝利し、31日の2回戦は優勝候補の静岡学園(静岡)にPK戦までもつれ込む激闘を制して勝ち上がった。
序盤こそ広島国際学院が勢いを見せたが、次第に青森山田が地力の差を見せるような展開に。前半12分には左サイドからのクロスを中央でコントロールしたFW米谷壮史が2試合連続ゴールとなる先制点を左足で決めた。
しかし、その後は広島国際学院が互角に渡り合うような試合展開に持ち込んだ。セットプレーではMF渡邊雄太の左足から際どいボールも入ったがゴールには至らず、青森山田の1点リードで前半を終えた。
青森山田は後半立ち上がり3分にMF杉本英誉のシュートから最終的に相手のオウンゴールで追加点。後半21分に米谷が追加点を奪うと、1分後にはFW津島巧、さらに2分後には米谷によるハットトリック達成のゴールで5-0と一気にリードを広げた。さらに後半31分にはFW山下凱也が追加点を奪い、試合終了間際にもゴールして7-0の決着になった。
大勝した青森山田は4日の準々決勝で昌平(埼玉)との対戦が決定。初出場から2勝を飾った広島国際学院はここで姿を消した。
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