小野伸二は「気遣いの天才・神様」 盟友・河合竜二が明かす“試合後の神配慮”「『買っておきました!』って」【インタビュー】
小野から学び「僕の人生において伸二がいなかったら、ここまで豊かなものではなかった」
──影響を受けたなかに今の自分を作っているものはありますか?
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「誰に対してもリスペクトを持つことや相手の気持ちになって行動することは伸二から学びました。僕の人生において伸二がいなかったら、ここまで豊かなものではなかったと思っています。サッカーでもプライベートでも。子供たち同士も仲が良くて、伸二の家族が来た時は、伸二に会う前にうちに来ちゃうこともありますし、もうファミリーですね」
──悩み事を聞くこともあったのですか?
「報告のほうが多かった気がしますね。相談というより、『どう考える?』くらいです。悩んでいても、『どうしたらいいですか?』というのはお互いにないですね。意地っ張りなので。いかに私生活を充実させるかも伸二の中で大事な要素の1つ。どの街にいても3~4年のスパンで飽きちゃうので、新しい刺激を求めて違う生活をしたいと言っていました。それが7年もいたというのは、やっぱり北海道が大好きなんだと思います」
──気遣いが凄いと選手たちは言っていました。
「気遣いの天才。気遣いの神様ですね。選手時代、バスの席が伸二の前だったんですけど、僕はその時キャプテンで、取材対応があってバスに乗るのが一番あとだったんです。そうしたら、ドリンクホルダーに2種類のドリンクが置いてあったので、『これ誰?』って聞いたら、『買っておきました!』って伸二が。1つは試合が終わったあとだからさっぱりしたいでしょ、ということでエナジー系のドリンク。1つは僕の大好きなコーヒーを置いてくれていた。それからほぼ毎試合でしたね。
食事に一緒に行ったら注文とかもしてくれる。焼き肉だったら全部焼いてくれて、伸二がグラスを下げてくれて、店員さんから受け取って全員に渡していく。テーブルはきれいにして食事をするというのが僕らのスタイルです」