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青森山田が2大会連続の選手権ベスト4! 貫禄の試合運びで正智深谷を3-1で破る
鳴海の先制ゴールで主導権を握り、伝統のロングスローも炸裂
高校世代のリーグ戦チャンピオンが、10番の活躍と得意のロングスローで番狂わせを許さなかった。第95回全国高校サッカー選手権、等々力陸上競技場での準々決勝第2試合で高円宮杯プレミアチャンピオンシップ覇者の青森山田(青森)は、正智深谷(埼玉)を相手に3-1と勝利。強豪校が次々と姿を消すなかでベスト4へと進出した。
この日、等々力での第1試合では前年度覇者の東福岡(福岡)が東海大仰星(大阪)に0-1で敗れた。その余韻を残すなかでのキックオフだったが、青森山田はたくましい戦いぶりを見せた。前半13分、右サイドに流れたジェフ千葉内定のMF高橋壱晟がクロスを送り込むと、ファーサイドでフリーになったFW鳴海彰人が胸トラップから落ち着いてゴールへと蹴り込み、幸先良く1-0とした。
1点ビハインドとなった正智深谷は、カウンターとセットプレーで活路を見出す展開に。後半8分には左サイドのクロスの落としに反応したMF谷口瑛也が、ゴール前の至近距離からシュートを放つ決定機を迎えた。しかし、青森山田の守護神でFC東京内定のGK廣末陸がビッグセーブを見せ、スコアは動かなかった。
やや後手を踏んでいた青森山田だが、チームの伝統の武器であるロングスローが炸裂する。同13分、左サイド深い位置でスローインを得ると、DF小山新が鋭い弾道のロングスローを送る。これにニアサイドで反応したDF三国スティビアエブスがバックヘッドですらすと、ゴール前でフリーになった高橋が豪快に蹴り込み、2-0と正智深谷を突き放した。その8分後には右サイドMF嵯峨理久のクロスが相手のオウンゴールを誘発し、決定的な3点目を奪った。
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