森保J、アジア杯初戦でトルシエ元代表監督が“敵”に 「日本のことはよくご存じだと思う」

ベトナム代表を率いるフィリップ・トルシエ監督【写真:Getty Images】
ベトナム代表を率いるフィリップ・トルシエ監督【写真:Getty Images】

2002年の日韓W杯当時の代表コーチ、山本昌邦ナショナルチームダイレクターが恩師に言及

 日本代表は1月12日に開幕するAFCアジアカップ カタール2023の初戦でベトナム代表と対戦する。現在のベトナム代表は、2002年の日韓ワールドカップで日本代表の指揮を執っていたフランス人のフィリップ・トルシエ監督が率いている。

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 2002年当時、日本代表のコーチを務めていた山本昌邦ナショナルチームダイレクターは、「トルシエ監督とは定期的に会う機会もあるので今も話をします」と交流が続いていると明かしたが「ほとんどサッカーの話はしていません」と説明した。

 そして、「U-19日本代表がU-19ベトナム代表と予選で当たった時は、引き分けでお互い上に上がれる状況でした。日本のことはよくご存じだと思うので、いろいろな戦いをしてくるんじゃないかと思っています」と語り、「初戦ということで、会ったらしっかりご挨拶はしたい。私の恩師でもあるので、会うのを楽しみにしています」と再会を楽しみにしていると続けた。

 また、森保一監督は「トルシエ監督は日本のサッカーを熟知しておられる監督ですし、今のチーム作りを見ていてもこれまでのベトナム代表のコアの選手と、若い選手を融合させて、非常に強いチームを作っておられるなと思っています。日本代表で監督をやられた時とは、また違った戦術的なこともトライされているので、非常に手強い相手だと思いますし、難しい戦いになると思います」と警戒した。

 1日に森保ジャパンは石井正忠監督の率いるタイ代表とも対戦した。最終的に5-0と大差をつけて勝利したものの、前半はスコアレスで終わっている。この試合を例に出し「今日のタイ戦も最終的には5-0というスコアになりましたが、非常に日本のことを研究してきていて、試合の入りから途中までは難しい戦いを強いられました。やはり日本代表の戦い方を知っておられる監督と戦うのは、非常に難しい戦いだなと思います」と、気を引き締めた。

 そして、「すべての戦いが難しい戦いになると思いますし、相手の対策を乗り越えて、我々が勝っていけるように、勝利を収められるように準備したいなと思います」と、必勝を誓い、「日本代表の監督としては先輩ですのでリスペクトもありますし、お会いして対戦できることは楽しみにしています」と、大会の初戦を心待ちにした。

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