川崎が“雑草魂”を持つ本格派CB舞行龍を完全移籍で獲得 悲願の初タイトルへDF陣を強化
武者修行を経て新潟のDFリーダーに成長 川崎のスタイルにもフィットか
J1の川崎フロンターレは5日、アルビレックス新潟からDF舞行龍ジェームズを完全移籍で獲得することを発表した。
元ニュージーランド代表である舞行龍は、2008年に成立学園高校から新潟に加入。09年からは北信越1部リーグのJAPANサッカーカレッジ、当時JFLを戦っていたツエーゲン金沢、V・ファーレン長崎への期限付き移籍を繰り返して実績を積んだ。
そして長崎でJ2昇格を果たした後の13年5月に日本国籍を取得すると、8月に4年半ぶりに新潟へ復帰。それ以降は最終ラインの軸として活躍し、昨季は22試合に出場。7月のセカンドステージ第4節ベガルタ仙台戦では待望のJ1初ゴールを決めていた。
移籍にあたって舞行龍は、新潟を通じて「18歳からプロになって、初めてこのチームに入団しました。色々な経験をさせてもらいました。いい経験も辛い経験もあり、自分自身成長できました」とコメント。「このチームに関わったことは、一生のサッカー人生の中ですごく大きな財産になりました」と感謝の思いを述べている。
185センチの高さを誇り、ビルドアップにも定評があるだけに、川崎の攻撃的スタイルのなかでも即戦力として期待される。「チームの優勝に貢献できるように頑張ります」と川崎の公式サイトで決意を語ったセンターバックが、悲願の初タイトルの切り札となるのだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
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