森保ジャパン、5ゴール白星発進! 史上初“元日マッチ”でタイ撃破…田中、中村、南野らが得点
国立競技場でタイ代表と国際親善試合を実施
日本代表は1月1日に国立競技場でタイ代表と国際親善試合を行った。元日に代表チームが試合を行うのは史上初となったが、5-0の勝利を飾った。
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日本は今月12日にカタールで開幕するアジアカップに臨む。14日に初戦となるベトナム戦を控えての試合になった。欧州でプレーする選手の多くはインターナショナル・マッチデーではないことから招集できていないが、MF伊東純也とMF田中碧が代表経験の多い選手としてスタメンに入り、経験の浅いメンバーを引っ張る形になった。一方のタイはアジアカップに向け、鹿島アントラーズでプレーと監督の経験を持つ石井正忠氏が監督に就任してこのゲームに臨んだ。
昨年からアルビレックス新潟でブレイクし、昨夏にベルギー移籍したMF伊藤涼太郎がトップ下に入り、ドイツで活躍するMF奥抜侃志が左サイドに入るなど代表デビュー組が積極的なプレーも見せた。しかし、全体的に日本が敵陣で過ごす時間が長いゲームになったものの、最後の局面を突破して決定機を作る場面はあまり作れなかった。
前半30分にはスルーパスを受けた伊東がキックフェイントで相手DFとGKを外したものの、相手の守備陣に詰められてシュートを打たせてもらえず。タイもミドルゾーンからプレスをかける姿勢を見せ、ビルドアップもショートパスでつなぐなど日本と渡り合うゲームを展開。前半はスコアレスで終了した。
日本の森保一監督は伊藤と奥抜に代えてMF堂安律とMF中村敬斗を投入。すると攻撃が活性化して後半5分、堂安から伊東へのサイドチェンジが通ると田中が中央から進出。相手に当たりながら伊東からのラストパスが田中に通るとシュートを押し込み、2024年の日本代表初ゴールとなり先制に成功した。
その直後は勢いよくゴールに迫った日本は後半16分に中村がペナルティーエリア内で右足シュートを放つも、強烈な一撃はゴールポストを直撃して追加点とはならなかった。森保監督は後半23分に伊東に代えてMF南野拓実、DF森下龍矢に代え代表デビューのDF三浦颯太をピッチに送り込んだ。
日本は後半27分、厚みのある攻撃からMF佐野海舟がシュートを放つとGKが弾いたこぼれ球を中村が蹴り込んで追加点。さらに後半29分には堂安のコーナーキックをFW細谷真大が合わせたところから相手のオウンゴールが生まれた。また、ラスト10分を迎えるタイミングでDF菅原由勢と代表デビューのMF川村拓夢がピッチに立った。すると後半37分には右からボールに頭で合わせた川村が、GKに弾かれたボールを自ら押し込んでデビュー戦での代表初ゴールを決めた。
後半アディショナルタイムには南野が決めた森保ジャパンは5-0で勝利し、24年を白星スタートとした。また、この後の18時30分からアジアカップに臨む日本代表メンバーの発表が予定されている。