アーセナル、冨安復帰もジンチェンコに負傷の不安 “正念場”を英指摘「深刻な事態になる可能性も…」
首位リバプールと2ポイント差の4位に転落
イングランド1部アーセナルは現地時間2023年12月31日にプレミアリーグ第20節でフルハムと敵地で対戦。開始5分で先制するも逆転され、1-2で敗れた。今季初の連敗となり、直近3試合で得た勝点はわずかに「1」。1試合消化の少ない首位リバプールと2ポイント差の4位に転落した。
2023年の締めくくりにフルハムとのロンドンダービーに臨んだアーセナル。前半5分にイングランド代表FWブカヨ・サカのゴールで試合の均衡を破った。
しかし、同28分に右サイドから崩され、FWラウル・ヒメネスに同点ゴールを奪われると、後半14分にはMFボビー・リードに勝ち越しゴールを許した。そのまま1-2で敗れ、プレミアリーグで今季初の連敗を喫した。
この試合ではふくらはぎの負傷で長期離脱していた日本代表DF冨安健洋が戦列に復帰するという嬉しいニュースもあったが、一方で左サイドバック(SB)のレギュラーだったDFオレクサンドル・ジンチェンコがメンバー外に。クラブの公式X(旧ツイッター)によれば、ウクライナ代表DFもふくらはぎの問題を抱えているという。この試合はポーランド代表DFヤクブ・キヴィオルが左SBで先発し、後半から冨安が投入されていた。
英紙「デイリー・ミラー」は「アーセナルのソーシャルメディアは彼の負傷について『軽いふくらはぎの問題』と説明していたが、深刻な事態になる可能性もある」とレポート。ジンチェンコは現地時間1月1日に検査を受け、負傷の程度を判断することになるという。
冨安の復帰は朗報だが、入れ替わりでジンチェンコが離脱となれば、選手層の不安は解消されないままだ。冨安はアジアカップ参加のためにチームを離れる可能性があり、オランダ代表DFユリエン・ティンバーは依然として戦線離脱中。勝利から遠ざかっている現状もあり、「アーセナルは今季最も厳しい時期を過ごしている。20年ぶりのリーグ制覇の夢を持ち続けるためには、一刻も早く勝利の道に戻らなければならない」と伝えられている。
2003-04シーズン以来のリーグタイトルを目指すアーセナルだが、後半戦に差し掛かるなかで大きな正念場を迎えている。
(FOOTBALL ZONE編集部)