優勝経験校の静岡学園が敗退 8試合がPK戦で決着の白熱の展開続き【高校選手権2回戦まとめ】

青森山田などが3回戦へ進出(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】
青森山田などが3回戦へ進出(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】

12月31日に首都圏8会場で2回戦を実施

 第102回全国高校サッカー選手権は12月31日に首都圏8会場で2回戦を行い、年明けの3回戦以降に進む16チームが決定。8試合がPK戦での決着となったなか、静岡学園(静岡)などの優勝経験校が涙をのんだ。

 各会場の第1試合、大会初戦を迎えた3回優勝の青森山田(青森)が飯塚(福岡)と対戦。先制点を許す厳しい展開となったが、同点に追いついて迎えたPK戦を制した。また、5回優勝の市立船橋(千葉)は帝京長岡(新潟)を相手に先制するも追いつかれてのPK戦となったが、こちらも競り勝って勝ち上がりを決めている。また、夏のインターハイ王者の明秀日立(茨城)は東海大仰星(大阪)との対戦となり、先制を許すもPK戦での3回戦進出を決めた。

 第92回大会を制している富山第一(富山)は京都橘(京都)との名門対決を2-1で制した。また、初戦で7得点の昌平(埼玉)は米子北(鳥取)とPK戦にもつれ込む激闘を制して3回戦へ。前評判の高い神村学園(鹿児島)は松本国際(長野)を2-0で下して大会初戦を飾った。

 第2試合では、第96回大会を制した前橋育英(群馬)は初戦でパスワークが話題になった神戸弘陵学園(兵庫)に0-2で敗戦。2回優勝でJリーグ内定3人を擁する静岡学園(静岡)は初出場の広島国際学院(広島)に先制を許すも追いついてPK戦にもつれ込んだが、ここで敗退となった。

 優勝1回ずつの星稜(石川)と四日市中央工(三重)の対決は1-1の同点で迎えたPK戦を3-0で制した星稜が勝ち進んだ。また、前回優勝の岡山学芸館(岡山)は尚志(福島)との大会初戦を2-1で勝利して3回戦へ進出している。2大会前に準優勝の大津(熊本)は遠野(岩手)を1-0で下した。

 年が明けて1月2日は4会場で3回戦が行われる。初出場で勝ち残っている名古屋(愛知)は岡山学芸館、広島国際学院は青森山田と激突。市立船橋は星稜との対戦になり、昌平と大津も際どい試合が期待される。全チームが登場し、ここからは疲労や好不調の見極めも重要な要素になってくるが、各会場での熱戦が期待される。

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