石井監督、タイは「日本より優っている部分はあるかも」 スピード感や前向きな姿勢の“伸びしろ”指摘「勝ちにいきたい」

タイ代表の石井正忠監督【写真:FOOTBALL ZONE】
タイ代表の石井正忠監督【写真:FOOTBALL ZONE】

元日に森保ジャパンと対戦

 タイ代表の石井正忠監督は12月31日、元日の国際親善試合・日本代表戦に向けて会見に出席した。森保一監督率いる日本代表との対戦に「勝ちに行きたい」と全力でぶつかることを誓った。

 タイでは12月28日までリーグ戦が行われていたこともあり、メンバー招集には苦戦したという。だが、そのなかでも「タイ代表でも勝って終わりたい」と意気込み、「チャレンジしてタイ代表の力が100%出せれば勝ちたいけど、結果はどうなってもいい。ボールを奪いに行ったり得点取りに行ったりというところをさせていきたい。そういうメンタリティーでいれるような戦い方を90分間マネジメントしていきたい」と、選手を鼓舞していくという。

 石井監督は2015年途中に鹿島アントラーズの監督に就任。17年に古巣である大宮アルディージャの指揮官に就いた。その後、2019年からタイへ移り、サムットプラーカーン・シティFCとブリーラム・ユナイテッドFCを指揮。11月にタイA代表の監督に就任し、日本代表戦がデビューとなる。

 これまで約4年間、タイサッカーを間近で見てきた石井監督は「個人の能力はある部分では日本より優っている部分はあるかもしれない」と指摘。そのある部分というのは、「全体的に言うと攻撃が好きな選手が多いので、攻撃に行くときのスピード感やディフェンスの時もアグレッシブに狩りに行くという感じは日本人よりあると思う。気質的に『なんとかなる』という感じがある。切り替えの早さがあるかなと思うので、失敗した時とかは前向きにやってくれる。クラブの時には『監督はしかめっ面している』と言われたことがあるので、前向きなところはある」と、伸びしろも大きい。

 日本はアジアカップに向けて新戦力を試すと森保監督は明言。史上初めての元日開催の日本代表戦。国立競技場で行われる一戦は大きな注目を集めそうだ。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング