東京勢の堀越、7人目まで成功のサドンデスPK戦を制す 初芝橋本を押しのけ3回戦に進出【高校選手権】

堀越が勝利【写真:城福達也】
堀越が勝利【写真:城福達也】

2回戦で初芝橋本と堀越が対戦 0-0でPK戦突入

 第102回全国高校サッカー選手権は12月31日、駒沢陸上競技場で初芝橋本(和歌山)vs堀越(東京A)の2回戦を行い、0-0で迎えたPK戦の末、堀越が3回戦へと駒を進めた。

 初芝橋本は1回戦で帝京第三(山梨)を3-2、堀越は今治東(愛媛)を2-0で撃破し、ともに駒沢陸上競技場で勝利を経験しての対戦となったなか、前半は睨み合いの展開が続き、セットプレーでゴールに迫るものの、互いに崩し切る場面までには至らず、スコアレスドローで折り返した。

 後半も膠着した展開が続いていたが、後半18分にこの日最大の決定機が初芝橋本に訪れる。左サイドでのスローインの場面でロングスローを放り込むと、堀越GK吉富柊人がこぼれ球をファンブルし、初芝橋本が拾うと、横に繋げて初芝橋本MF大丸龍之介がGK不在のニアサイドへ右足を振り抜く。しかし、カバーしていた堀越DF瀬下琥太郎が間一髪で弾き出し、難を逃れた。

 ゴールネットが揺れることなく80分を終え、試合はPK戦に突入。互いに7人目まで決め切り、サドンデスに突入したなか、8人目のキッカーでは先攻の堀越が成功させた一方、後攻の初芝橋本は失敗。堀越がサドンデスPK戦を制し、3回戦に進出した。

(城福達也 / Tatsuya Jofuku)



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