最後の出場枠を掴んだ神村学園、2-0勝利で3回戦へ U-17日本代表MF名和田が殊勲の決勝ゴール

神村学園の名和田我空【写真:河合拓】
神村学園の名和田我空【写真:河合拓】

前半8分、24分にゴールを決めて松本国際相手に主導権を握る

 第102回全国高校サッカー選手権は、12月31日に各地で2回戦を行い、ニッパツ三ツ沢球技場では、7大会連続出場の神村学園(鹿児島)が松本国際(長野)に2-0で勝利。4強まで勝ち上がった前回大会に続く3回戦進出を決めている。

 開始早々の前半8分、神村学園は自陣の右サイド深くからボールを前線に運んでいく。ハーフウェーラインを超えたところから、MF新垣陽盛がスルーパスを送ると、これを最終ラインの裏でFW西丸道人が受ける。そして西丸のラストパスを完全にフリーの状態で受けたU-17日本代表MF名和田我空が確実にゴールに決めた。

 神村学園はさらに前半24分にも右サイドから松本国際の守備を崩し、MF大成健人がクロスを入れる。このボールはDFに弾かれたが、ゴール前に詰めていたDF有馬康汰がこぼれ球をゴールに押し込み、追加点を挙げた。

 試合前の集合写真の撮影時には「ジャイアントキリングを起こすぞー!」というかけ声で盛り上げた松本国際も、後半に入ってからゴールに迫る場面を増やした。しかし、最後まで得点を挙げることはできずに試合終了。12月16日に鹿児島県大会決勝に勝利し、最後の選手権出場枠を掴んだ神村学園が、初戦を制している。

(河合 拓 / Taku Kawai)



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