英雄アンリ「誰も予想していなかった」 近年プレミア勢力図の激変に衝撃「アストン・ビラも…」
元アーセナルのアンリ氏、現役時代のプレミア勢力図と比較
イングランド1部アーセナルで活躍した元フランス代表FWティエリ・アンリ氏はプレミアリーグの競争激化に衝撃を受けているようだ。英紙「デイリー・ミラー」がコメントを報じている。
現在プレミアリーグではリバプールが首位に立ち、アーセナルが2位。3位にはウナイ・エメリ監督率いるアストン・ビラが躍進。FIFAクラブ・ワールドカップ出場の影響で1試合消化が少ない王者マンチェスター・シティが4位、5位トッテナム、6位ウェストハム、7位マンチェスター・ユナイテッドと並ぶ。そのさらに下にも昨季に大躍進を遂げたブライトンやニューカッスルといったタレント揃いのクラブが続く。
20年前の2003-04シーズンにアーセナル最後のリーグ制覇を経験しているアンリ氏はリーグ内の競争が過去とは比べものにならないほど激化していると語っている。
「私の時代、優勝できる可能性があったのは2チームだけだった。そこにあとからチェルシーが加わってきた。今はそこにリバプールも、ビラも加わっているが、こうなるとは誰も予想していなかった。正直に言えば、彼らはマンチェスター・ユナイテッドと対戦する時、後半はいつも生きるか死ぬかという状況だった」
1990年代のプレミアリーグはユナイテッドの全盛期だった。2000年代に入り、そこに風穴を明けたのがアーセナルとチェルシーのロンドン勢で、リバプールも加えた4チームが優勝争いの「ビッグ4」と呼ばれた。2010年代に入るとシティやトッテナムが台頭したことで有力クラブの総称は「ビッグ6」へと拡大。そしてアストン・ビラやブライトンの躍進によって上位争いはさらに激化しており、アンリ氏も目まぐるしい勢力図の変化に驚きを感じているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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