ラツィオ鎌田の年内最終戦に現地賛否 「活力があった」「コーラスから外れている楽器」
フロジノーネ戦でスタメン出場
イタリア1部ラツィオに所属の日本代表MF鎌田大地は、現地時間12月29日のセリエA第18節フロジノーネ戦(3-1)にスタメン出場。イタリアメディアからは賛否の分かれる評価を受けている。
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鎌田はスタメン出場するも、後半13分に相手のPKで先制を許した。後半20分に交代で退くと、そこからチームは3点を奪って3-1の逆転勝利で年内の最終戦を終えている。鎌田は今夏の移籍市場で一時はACミラン行きが決定的とされたなかでクラブ側の強化体制一新もあり、最終的にラツィオへ加入。急ピッチで間に合わせた開幕当初はスタメン出場が続いたものの、次第にチーム内での立場は厳しくなりシーズンの半分を終えた。
このゲームについてイタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」では鎌田を「6.5点」の採点。「ここ数か月のプレーの中では活力があった。代表招集の匂いをかいで、再活性化したのかもしれない」と、年明け1月半ばからのアジアカップが近づいたことが好影響を与えたのではないかと分析している。
一方で同国サッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」では「5.5点」の採点で、「いくつか良い形で顔を出した場面があり、面白い仕掛けもあったが、彼はいつもコーラスから外れている楽器のような感がある。また、フィニッシュを狙うが運も味方してくれなかった」と、チームに溶け込めていない面があることを指摘した。
イタリアメディアでは盛んに、1年契約プラス鎌田サイドが権利を行使できる2年の延長オプションという契約形態から去就問題を報じられているが、23年最後のゲームでそれらを払拭するとはいかなかったようだ。