遠藤航、クロップ唸らせた“好プレー”の瞬間 海外見解「だから30億円を投じた」
リバプールでの評価が上昇、遠藤航の“真骨頂場面”に独メディア脚光
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、直近の好パフォーマンスにより評価が上昇。ドイツメディア「sport1」でもその活躍ぶりが注目されたなか、プレミアリーグ第19節のバーンリー戦(2-0)で披露した“好プレー”の瞬間に脚光を当て「だからレッズが2000万ユーロ(約30億円)を投じた」と見解を伝えている。
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遠藤は、MFアレクシス・マック・アリスターが負傷離脱するなか、バーンリー戦で公式戦7試合連続となる先発出場。持ち前の出足鋭い守備でピンチの芽を摘むだけでなく、積極的に攻撃にも顔を出し、1-0とリードして迎えた試合終盤にはルーズボールへの素早い回収から、チーム2点目の起点にもなった。
直近の数試合でも安定感際立つパフォーマンスを披露し自身の評価を上げていた遠藤は、バーンリー戦でさらに“株”が上昇。試合後クロップ監督は、この試合のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選ばれたオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクと並ぶ活躍だったことを口にするほどだった。
そんななかで「sport1」では「遠藤航のポテンシャルが最大限に発揮されたのは、この一瞬だった」とし、試合終盤のワンプレーに注目。遠藤はハーフウェーライン付近に転がったルーズボールにいち早く反応。球際で競り合った相手DFよりわずかに早くボールを拾ったこのプレーが起点となり、FWディオゴ・ジョッタの追加点へとつながった。
鋭いボール奪取からチャンスに結び付ける遠藤の真骨頂が垣間見られたワンプレーこそ、ユルゲン・クロップ監督が最も評価したポイントだったと同メディアは指摘。記事では「クロップが遠藤を絶賛」と綴られたうえで「だからレッズが2000万ユーロを投じた。理由はこうした行動にある」と伝えている。
リバプールは今夏、守備的な中盤の新戦力としてMFモイセス・カイセド(チェルシー)をメインターゲットとして補強に動いたものの獲得失敗。遠藤はプランBとして迎えられたなかで、低評価を覆す活躍を見せていることで「“サムライ”はリバプールがカイセドを不要とする理由を示すはずだ」と期待も寄せられていた。