名門・市立船橋が初戦突破! プロ内定FW郡司璃来が圧巻ハット…高川学園を下し2回戦進出【高校選手権】

郡司璃来がハットトリックを達成【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
郡司璃来がハットトリックを達成【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

1回戦で過去5度の優勝誇る名門校が登場

 第102回全国高校サッカー選手権の1回戦が12月29日に首都圏8会場で行われ、柏の葉公園総合競技場では市立船橋(千葉)が高川学園(山口)を4-1で下した。

 試合序盤は、3大会ぶり24回目の選手権出場となった名門・市立船橋が主導権を握る展開に。すると前半7分、左サイドの高い位置でボールを受けたFW郡司璃来が相手1人をかわし、右足シュートを叩き込んで先制する。

 来季の清水エスパルス入りが内定しているエースの一振りでリードした市立船橋はさらにその3分後、相手選手のペナルティーエリア内でのハンドによりPKを獲得。これをキッカーの郡司が冷静に沈め、開始11分で2-0と点差を広げた。

 市立船橋の攻勢に押される形となった高川学園も徐々にボールを持つ時間が増え前進。前半17分には左サイドを突破した流れから中央に送られたクロスにFW山本吟侍が反応も、左足シュートは相手DFにブロックされた。

 さらに前半26分、左サイドの山本から中央のMF中津海蓮恩へ絶妙クロスが送られると、絶好機が到来。中津海はフリーでシュートチャンスを迎えたものの、これを仕留め切れない。

 それでも前半35分、右コーナーキックのチャンスを得ると、中央へのキックをMF佐藤大斗が頭で合わせて1点を返す。過去の選手権で話題をさらったトリックプレー「トルメンタ」を披露しない形でのセットプレーから1点差に迫りハーフタイムを迎えた。

 後半早々、反撃を目論む高川学園を尻目に思わぬ形で市立船橋に追加点が生まれる。相手GKへのバックパスに詰め寄ったFW久保原心優がミスを誘いボールを奪うと、そのままゴール。初戦突破に向け大きな3点目を手にした。

 これで再び勢いを得た市立船橋は後半21分、またもエースFWが躍動。ペナルティーエリア手前から送られたMF太田隼剛のクロスに中央で反応すると、相手DFとの巧みな駆け引きからヘッドで叩き込みハットトリックを達成した。

 試合はこのまま4-1で終了。過去5度の優勝誇る名門・市立船橋が2回戦(12月31日)へ駒を進めている。

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