アーセナル、点取り屋不足が露呈…シュート30本で無得点 「1月の移籍ウインドウ」重要性を英指摘

ウェストハムに敗れたアーセナル【写真:ロイター】
ウェストハムに敗れたアーセナル【写真:ロイター】

ウェストハムに0-2で敗戦

 イングランド1部アーセナルは現地時間12月28日に行われたプレミアリーグ第19節でウェストハムと対戦。0-2で敗北し、首位浮上のチャンスを逃した。絶対的な点取り屋不在に、負傷者続出のサイドバックの不安要素が露呈するなど課題が明らかとなる結果だった。英衛星放送「スカイ・スポーツ」はこの結果を受け、「アーセナルは1月の移籍ウインドウがより重要になる」と報じている。

 シーズンの折り返し地点となる試合で本拠地エミレーツ・スタジアムにウェストハムを迎えたアーセナルだったが、前半13分にMFトマーシュ・ソウチェクのゴールで先制を許した。イングランド代表FWブカヨ・サカのシュートがポストを叩くなど惜しい場面も作ったが、1点ビハインドのまま後半へ向かった。

 すると後半10分、セットプレーからウェストハムDFコンスタンティノス・マヴロパノスがヘディングシュートを決め、点差を広げられた。そこからFWエディ・エンケティア、MFエミール・スミスロウなど次々と攻撃的な選手を投入して攻勢を強めるも、最後まで得点を奪えず、勝てば首位浮上の一戦を0-2で落とした。

「スカイ・スポーツ」は「この忘れるべき木曜の夜は、彼らが(最終節の)5月19日にトップフィニッシュできるかどうかを疑問視されている理由を示していた」と報じていた。

 この試合でアーセナルはシュート30本も放ちながら無得点。攻撃面では絶対的な点取り屋不在が強調されている。

「30本のシュートで得点なし。ガブリエウ・ジェズスには2度の大きなミスがあり、交代出場したエディ・エンケティア、エミール・スミスロウ、リース・ネルソンはほぼノーインパクト。特にセンターフォワードはさらなる戦力が必要なのではという疑問が大きくなっている」

 また、ここ数試合でウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコが守備での不安を露呈しているサイドバックについても「冨安健洋はアジアカップに向かうようだし、ユリエン・ティンバーは依然として負傷離脱中。(ジンチェンコは)リバプール戦でのモハメド・サラーとの対戦もお粗末だったし、ウェストハム戦の1点目の場面も説得力のないパフォーマンスだった。特にビッグゲームでは彼の起用を諦める時なのかもしれない」と指摘されていた。

 以前からストライカーやサイドバックに補強の必要性が叫ばれてきたアーセナル。リーグタイトル獲得のためには、この冬に即戦力を加える必要があるのかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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