久保建英、アジア杯へ向け早期合流か 練習復帰も…年明けアラベス戦の出場不透明な状況を海外報道

ソシエダの久保建英【写真:ロイター】
ソシエダの久保建英【写真:ロイター】

ソシエダは12月28日からトレーニングを再開

 スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、現地時間12月21日のラ・リーガ第18節カディス戦(0-0)で相手選手から悪質なファウルを受け、脇腹を殴られたうえ、腕を掴まれながら投げ飛ばされる蛮行を受けた。肋骨にひびが入っている可能性が指摘されていたが、12月28日に再開したトレーニングに参加。元気な姿を見せている。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は久保のアジアカップ出場に向けて日本代表へ早めに合流する可能性を指摘している。

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 年内最終戦となったカディス戦でスタメン出場した久保は前半終了間際、相手MFルベン・アルカラスと対峙した際に脇腹を殴打される被害を受けた。これに苦悶の表情を受けうずくまる様子がありながらも、アルカラスにはイエローカードすら提示されなかった。現地メディアによれば、この場面で久保の肋骨にヒビが入った可能性も指摘されていた。

 さらに後半39分、またも蛮行ファウルの被害に。ボールを持つ久保に対し、アルカラスがマークに付くと腕を掴まれ振り回すように投げ飛ばされた。ハンマー投げを彷彿させる反則を受けた久保は激昂。アルカラスにはイエローカードが提示されたが、乱暴さが際立つ悪質な反則と言えた。

 負傷の可能性もあったが、現地メディアは短い休暇で検査を受ける必要がなく、「無傷」であったと伝えていた。28日のトレーニング再開に注目が集まっていたなかで、久保は問題なく練習に合流。クラブが公式YouTubeチャンネルで公開した映像では、仲間たちとボール回しなどで笑顔を見せるシーンが収められていた。

 そのなかで「ムンド・デポルティーボ」紙は久保が来年1月2日のアラベス戦に出場できるかどうか「分からない」と報道。「クラブは代表チームへ早めに出発しなければいけないかまだ分からないと報告している」と伝えた。そのなかで、イマノル監督は「可能な限り滞在を延長するため、あらゆる努力をする」と述べたという。

 日本代表は来年1月1日に国際試合タイ戦に臨み、14日にアジアカップ・グループステージ初戦を迎える。クラブにとっても森保ジャパンにとっても久保は欠かせない存在なだけに、動向には大きな注目が集まっている。

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