日本サッカーの成功は「偶然ではない」 日本を知る中国代表OBが飛躍に見解「当初、厳格過ぎると感じたが…」

日本サッカーの成功について元中国代表MFが語った【写真:徳原隆元】
日本サッカーの成功について元中国代表MFが語った【写真:徳原隆元】

元中国代表MF高升氏は日本と中国の差を実感

 かつて川崎フロンターレの前身・富士通サッカー部でプレーし、川崎ユースの活動にも携わった元中国代表MF高升(コウ・ショウ)氏が、日本サッカーの印象について語っている。中国有数のスポーツメディア「網易」が伝えた。

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 高升氏は1991~95年に川崎の前身である富士通サッカー部でプレーし、その後2回にわたって川崎のスクール・普及コーチなどを務めた。元日本代表監督の岡田武史氏が率いた時代の中国・杭州緑城でアシスタントコーチを任され、2013年からは遼寧で指導者も務めた経験を持つ。息子は来季からFC東京でプレーするMF高宇洋だ。

 高升氏は来日当初、「日本の考えはあまりにも厳格過ぎると感じた」という。しかし、「サッカー選手はこれほど真剣である必要があるんだと分かった。逆に、中国サッカーは規制がなさすぎる部分がある」と考えを改めたと振り返る。

 川崎市には計157校があり、そのうち155校にサッカー部が存在。高升氏は「このようないい土台があれば、日本サッカーの成功はまったく偶然ではないのだ」と語り、「(1993年に)Jリーグが始まって以降、中国サッカーは日本サッカーに追い越され、ギャップは大きくなっている」と、日本サッカーの飛躍を実感している様子だった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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