韓国代表GK 、J初挑戦で得た成長「ネガティブな感情も…」 怪我の苦悩の先に見た野望を母国報道「いつか欧州にも挑戦してみたい」
Jリーグ1年目をインタビューで振り返る
J1湘南ベルマーレの韓国代表GKソン・ボムグンを母国メディアが直撃。怪我の離脱も含めた日本での1年間を振り返っている。
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韓国1部全北現代モータースで2018年にプロデビューを果たしたソン・ボムグン。22年のカタール・ワールドカップ(W杯)では韓国代表としてメンバーにも選ばれている。その年の12月末、湘南へ完全移籍でJリーグに挑戦した。
2023シーズンは開幕節からゴールマウスを守ってきたソン・ボムグンだが、8月に左足舟状骨疲労骨折の怪我を負い、戦線から離れることに。それでも11月11日に行われたリーグ第32節名古屋グランパス戦で復帰。チームは2-1で勝利しJ1残留を手繰り寄せる大きな勝ち点3を手にした。
その後も湘南の最後尾でゴールを守り、今季J1リーグ24試合のゲームに出場。チームも15位でフィニッシュし、見事残留を決めている。韓国紙「スポーツ朝鮮」では、そんなソン・ボムグンに注目。「ソン・ボムグンは湘南のユニフォームを着て日本のJリーグに挑戦した。1試合平均4.0セーブで全体3位。彼は文字通りフルパフォーマンスを見せた」とJリーグ1年目の成績を称えた。
同メディアはインタビューでのソン・ボムグンの言葉も紹介。「プロデビューしてから初めてチームを移籍しました。難しい部分や大変な部分も多かったが、充実したシーズンだったと思います。怪我もあったし、残留争いもあった。でも、その時間を過ごしながら、試合に出られることのありがたさを感じました」と、本人も日本での挑戦に十分な手ごたえを感じていた。
そのなかで、残留争いの最中にいたチームの難しさも吐露。「一歩足を踏み外せば、崖っぷちに立たされる。しかし、苦しい時期に怪我で自分はプレーできなかった。復帰まで約2か月半、異国の地で1人プレーができないことで、ネガティブな感情もたくさん出てきました。その時間を過ごしながら、プレーできることに本当に感謝の気持ちを感じました」と、抱えていた思いを明かしている。
またソン・ボムグンは将来の抱負として「新しい挑戦をしたのは、さらに成長したかったからです。いつか欧州にも挑戦してみたい。2024年以降も楽しみにしています」と、さらなる野心を口にしていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)