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「初物尽くし」の正智深谷で光った初出場の2年生MF 中学時代からの“絆”で先制点をアシスト
「もう一度、鈴木さんと一緒にやりたくて…」
埼玉県西部の入間郡三芳町から、群馬県に近い深谷市まで2時間かけて通学。正智深谷を選んだのは、中学時代に坂戸ディプロマッツというクラブチームで1つ年長だった鈴木が在籍していたからだ。
「もう一度、鈴木さんと一緒にやりたかったんです。鈴木さんの先制点をアシストできてすごくうれしかった」と破顔一笑。これを聞いた鈴木は「えっ、本当ですか? 知らなかった。うれしい」とこちらも大喜び。中学時代から続く先輩と後輩の絆が、正智深谷に初の選手権8強をもたらした。
【了】
河野 正●文 text by Tadashi Kawano