リバプールの補強策は「素晴らしい」 現地記者が中盤刷新を評価「遠藤は調子を取り戻した」
マティプの負傷を受けCB探しは続く
イングランド1部リバプールは、現地時間12月23日に行われたプレミアリーグ第18節のアーセナル戦に1-1で引き分けた。優勝争いに向けて冬の移籍市場での戦力補強の噂も挙がっているが、日本代表MF遠藤航が徐々にチームに馴染んでいることもあり、守備的MFの補強を求める声は収まりつつあるようだ。英メディア「Give Me Sport」が報じている。
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遠藤はアーセナル戦にも先発フル出場を果たし、攻守において存在感を示した。夏の移籍市場でリバプールは、エクアドル代表MFモイセス・カイセドやベルギー代表MFロメオ・ラヴィアの獲得に動いたが、両選手はともにチェルシーへの移籍を選択。その結果、リバプールは遠藤を獲得している。
一時期はリバプールに対し、冬の移籍市場で守備的MFの補強を求める声が強かったが、現在はセンターバック(CB)の補強が最優先と考えられているという。元カメルーン代表DFジョエル・マティプの十字靭帯断裂を受け、ユルゲン・クロップ監督は、オランダ代表DFヴィルジル・ファン・ダイクの相棒を見出すことに苦戦している。今後の優勝争いに向けて最終ラインを安定させるためにも、ファン・ダイクのパートナー探しが鍵になると見られている。
クロップ監督は「正しい選手でなければいけないが、彼らは高額だ。最高峰のCBを売却しようとしているクラブがあれば、教えてくれるかい? CBなら誰でもいいわけじゃない。トップクラスのCBだ。リバプールでプレーをしなければいけないわけだからね」と、冬の移籍市場での補強が難しいことに言及したという。
ベン・ヤコブ記者も、1月の移籍市場でリバプールが冬の移籍市場で補強に動く可能性は低いと予想する。
「リバプールが、1月におかしな動きをするとは思わない。そうしたことはほとんどしていない。なぜなら、上手く機能しているクラブは、シーズン途中にいじる必要はないからね。夏の移籍市場でも、リバプールは最後に笑った。多くの見出しがあり、彼らがジュード・ベリンガムの獲得に動いたり、モイセス・カイセドやロメオ・ラビアの獲得に失敗したと伝えられた。だが、中盤の刷新は素晴らしい。アレクシス・マック・アリスターは、3500万ポンド(約63億円)のバーゲンで獲得されて、ライアン・フラーフェンベルフは長期に渡る獲得目標だった。ドミニク・ソボスライはプレミアリーグに早く馴染んだし、遠藤も本来の調子を取り戻した。リバプールは1月に何かをすることよりも、夏の計画を立てていると思う。ユルゲン・クロップ監督は、ジョエル・マティプの穴は必ずしも埋められるわけではないと話している。夏の移籍市場の後から、当然CBはリバプールの注目を集めているだろうけれどね」
夏の移籍市場では中盤の選手の取り逃しが注目されたが、巧みな動きを見せているとされるリバプール。シーズン後半戦に向けて、1月の移籍市場では動くことになるのだろうか。